台風15号の影響で、日本出発が2日遅れる波乱がありましたが、ジャカルタ、スラバヤでの研修も含み、インドネシア到着後、約1か月が過ぎました。日本語教育の指導資格も経験もない私が果たして活動できるのか?また、シニアの私を、学校で先生や生徒が受け入れてくれるのか?不安を一杯抱えてのインドネシア到着でした。
しかし、すべて杞憂でした。登校初日は、パートナーであるCP(カウンターパート)の先生だけでなく、校長先生までもが自分の車で、私を迎えに来てくれました。
校長先生からはまず、「SMKN3 Buduran (ブドラン国立第3専門工業高等学校)
で、なぜ日本語教育が必要なのか」、「社会経験豊富なシニア日本語パートナーズから、日本語だけでなく日本文化や風習、そしてこれまでの人生経験も生徒たちに教えて欲しい」と説明を受けました。
その後、全校生徒との朝礼で私を紹介してくれ、生徒たちからは日本語での温かい歓迎の言葉をもらいました。また、先生方への紹介の時間も設定してくれ、沢山の質問を受けました。もうこの時点で私の不安は、すっかり消えて無くなっていました。最初の1週間の授業は、各担当クラスで自己紹介し、日本の高校や出身の千葉の町並みを説明しました。生徒たちは皆、興味津々に聞いてくれ、沢山の質問もありました。2週間目からは、いよいよ、授業です。派遣前研修でのTT(Team Teaching)実習ではうまくできませんでしたが、生徒を目の前にすると、不思議ですがスムーズにCPの先生との連携も取れ、自信がつきました。
また、職員室では、一人住まいの私を心配してくれ、毎日、食べきれないほどの食事を先生方が持ってきてくれます。でもカロリー過多に要注意です。
今ではインドネシアでの活動に不安はなく、スムーズに立ち上がっています。これも校長先生、CPの先生、他の先生、そして生徒たちの私への温かい心とおもてなしのおかげだと感謝しております。後、5か月。いや、もう5か月しかないので、精一杯、日本語及び日本文化を伝え、インドネシアと日本の友好を深めたいと思います。頑張るぞ!