今回の文化紹介は日本の制服についてです。
まずは、パワーポイントを使って、日本の制服クイズ。
「全問正解者には、プレゼントがあります!」
と言って日本から持参した昔話シリーズのシールを見せました。
ささやかなプレゼントですが、生徒たちはみんな張り切っています。
クイズを考えながら、日本の制服の特徴や、その背景、高校の校則なども紹介しました。
クイズの正解、不正解に一喜一憂しながらも、みんな楽しく考えてくれました。
もちろん、制服の試着もします。
当然、ここが一番盛り上がります。
私の高校では男女別々に授業を受けています。
男子クラスでは学ランを、女子クラスではセーラー服を試着します。
男子は女子のセーラー服を見ると、恥ずかしそうにしながらも満面の笑みです。
女子はセーラー服だけでは物足りず、学ランも試着してみました。
学ランを着た途端、まわりの女子たちから歓声上がります。
この文化紹介を通して生徒のみんなに考えてほしかったことは、『インドネシアの制服、そして自分の高校の制服の良さ』についてです。
そのことを生徒に問いかけると、
「バティックを着ていく日がある」
―毎週金曜日は「バティックの日」で、生徒も先生もバティックを着用します
「曜日によって制服が違う」
―月・火曜日は水色、水・木曜日はオレンジです。
「制服の色がきれい」
―日本の制服はかわいいけど色が少し単調に見えるようです。
と答えます。
さらに、「自分たちの高校の制服には校章が入っている」と誇らしげに見せてくれました。
制服にはもちろん、ベルト、靴下、ヒジャブ(頭部を覆う布)にまで校章が入っています。
得意気に見せてくれる姿に、私は嬉しくなりました。
そして授業の最後は、折り紙で名札作り。
花びらの上に自分の名前をひらがなやカタカナで書きました。
名札を胸に刺して、お決まりのフォトで締めくくりました。