はじめまして、こんにちは!バリ島の東のクルンクン県にある学校に派遣されています渡邊日緒里です。突然ですがバリと聞いてどんな場所をイメージしますか?白い砂浜青い空と青い雲、ゆったりとした美しいバカンスの地を想像する方が多いのではないでしょうか。 インドネシアへ派遣される前は私もそのようなイメージを持つ一人でした。
ですが、バリに派遣されて2か月が経ち、日本との違い・バリに抱くイメージとの違いに驚いています。その中でもギャップが大きいものの一つが家の周りや学校、買い物に出かけた先々、至る所に落ちているゴミです。
日本では道端や公共の場所にゴミが落ちていればポイ捨てとして問題視されますが、ここではゴミが落ちている状況は普通で、当たり前のようにゴミがそこにあります。まるで誰も見えていないかのように。私はそれに違和感を抱いています。
バリに限らずインドネシアの人々はインスタグラムが大好き。生徒たちもよく学校で友達と写真を撮って投稿しています。でもその写真の片隅にはゴミが映り込んでいます。「それって映えてますか?」私は写真をみていつもそう思います。
そんな時私の派遣されている学校で、ゴミや分別に関するビデオを作成する課題が出されました。バリでもゴミに関して問題意識を持つための活動が行われているようです。日本語の授業では、日本の学校での掃除や分別、ゴミ拾い活動を紹介しました。「バリは好きですか?どんなところが好きですか?」という問いかけを切り口に生徒たちにゴミ問題を考えてもらい、実際に学校のゴミ拾いや分別を行いました。
他の学校でもゴミに関する活動が行われているようです。このような活動を通して生徒やその周りの人々がゴミに対して当事者意識をもち、生徒たち自慢のバリが綺麗になって、彼らがもっとバリを好きになって、バリがより一層「映える」場所になったらいいな!と願っています。