はじめまして。シーサケートに赴任中の新垣知生です。
赴任してから、あっという間に半年が過ぎました。私の赴任地シーサケートは朝晩涼しく、過ごしやすくなってきています。
ところで、みなさんは学校行事といえば、何を思い浮かべますか?
タイの学校は、コンテストやキャンプに加えて、言語祭りやスポーツ大会など日本に比べて学校行事がとても多いです。今回は、今までの行事の中で私が1番驚いた行事を紹介します。
それは、「校内ミス・ケミストリーコンテスト」です。赴任校では、8月にこの大会が行われました。名前にもあるように、ケミストリー(化学)がテーマのミスコンテストです。
このコンテストで驚いたことは、2つあります。1つは、出場者14人中、12人が男子学生だったことです。衣装に着替えると男女の区別がつかないほど、全員が美しかったです。今年のベスト3は、なんと全員男子学生でした!(ちなみに去年のベスト3も全員男子学生だそうです。)観客席から1番人気があった候補者も男子学生だったので、性に寛容と言われるタイの文化を感じた瞬間でした。
もう1つは、校内のコンテストとは思えないほど本格的だったことです。審査は、4段階ありました。その中でウォーキングやポージングの審査があったのは、1度だけです。他はくじで引いた質問に瞬時に答えるという審査でした。質問内容は「’美人は賢くない、賢い人は美人でない’と言われているが、それについてどう思うか」「ミスコンテストに優勝したらどうしたいか」「化学が好きでない学生にどのように化学の良さを伝えるか」など多岐に渡りました。そのような質問に堂々と答えている学生の姿には、とても感動しました。
外見だけでなく、内面の良さも選考基準に入るという点で本格的だなぁと感じました!
残された活動期間はあとわずか。日本のファンを増やしつつ、タイの魅力をたくさん発見していきたいです!