こんにちは!
私の記事を読んでくださった方は、もう、ウタイターニーの地名になじみがあるのではないでしょうか。
今月は、ウタイターニーの「ハレ」と「ケ」について紹介します。
いつものウタイターニーには、のどかな田舎町の雰囲気が漂っています。
しかし、いざ「ハレ」の日になると、その雰囲気は一転します。
その「ハレ」と「ケ」のギャップによって、半年たった今も生活にメリハリがある気がします。
ウタイターニーで最も大きな「ハレ」は、「オーク・パンサー」です。
オーク・パンサーとは、雨季の間、僧侶が山にこもって修行をし、3カ月後の雨季明けに修行を終えて寺から出てくることです。
この日、ウタイターニーでは、町のシンボルである寺「ワット・サンカット・ラッタナ・キリ」で儀式が行われます。沢山の僧侶が山の階段を下り、その先に人々が集まり、托鉢をします。托鉢とは、僧侶にお供え物をすることで徳を積むことです。
伝統的な儀式にもかかわらず、現代風の音楽が大音量で流れる場面もあるのが印象的でした。
そしてもう1つ、直近にあった「ハレ」の日は、ロイクラトンです。
ロイクラトンと言えば、チェンマイが有名ですが、タイでは各県や地域ごとにロイクラトンの祭りが開かれます。
ウタイターニーのロイクラトンでは、ウタイターニーに住む人々がサケークラン川に集まります。各々バナナの葉やお花でつくられたクラトン(灯篭)を川に流していました。
ロイクラトンには学校や職場といった単位の団体で参加し、パレードや展示を行います。
川の近くを散策していると、知っている生徒や先生、町の人にかなりの頻度で出会えました。そんな小さな町ですが、「ハレ」の日のパワフルさとのギャップで更に魅力を感じる日々です。