タイは仏教国ですが、クリスマスも楽しみます。そのおおらかさがタイらしくていいなと思います。
12月に入ると町のあちこちにクリスマスのデコレーションやクリスマスツリーが飾られてとてもにぎやかな雰囲気になります。
12月24日クリスマスイブの日、高校時代の親友が娘2人を連れてタイを訪れ、日本からの素敵なクリスマスプレゼントを運んできてくれました。
素敵なクリスマスプレゼントとはいろんな方が寄付してくださった浴衣や帯です。親友が呼びかけたところ「日本語や日本文化を学んでいるタイの生徒さんたちに使ってもらってほしい」と寄付してくださったそうです。
寄付していただいた浴衣や帯を使い、親友による着付け教室を25日クリスマスの日に行いました。日本語科の生徒たちにとって浴衣はあこがれの衣装だったので、生徒たちはたくさんの浴衣や帯を見て歓声をあげ大喜びでした。
彼女の丁寧な指導のもと、2人の娘さん、CP(カウンターパート)の先生方、実習生にも手伝ってもらいながら、生徒たちは自分で浴衣を着れるようになりました。
生徒同士で教えあったり、協力しあって帯を結んだり、助け合う姿が多く見られました。最後にはポーズを決めて写真を撮ったりしてとても楽しそうでした。
生徒たちのお礼状には、感謝の気持ちと日本語学習への意欲が述べられています。
会ったことがない日本の方々から浴衣や帯を寄付してもらったことで、生徒たちは日本により一層親しみを感じたようです。
浴衣や帯を譲ってくださった方、呼びかけをしてタイまで持ってきてくれ、着付け教室まで開いてくれた親友と娘さん2人には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。