みなさん、こんにちは!
この原稿を書いている今は1月上旬。Selamat tahun baru. (インドネシア語で「あけましておめでとうございます」)
私の派遣先高校は年明けの1月2日から2学期が始まりました。生徒たちは年末休みに日本語を使う機会がほとんどないため、2学期にはせっかく覚えた日本語を忘れてしまうことが多いようです。そこで、CP(カウンターパート)の先生と相談し、ひらがなやカタカナの復習を兼ねて年賀状作りをしました。
はじめに日本の年賀状や干支について説明しました。毎年、干支にちなんだイラストを添えた年賀状が多いことを伝えると、生徒たちは「えー、今年はねずみ!?」と大爆笑。ねずみは生徒たちのなかではあまり良いイメージがないようです。
今回は、家族や先生、クラスメイトなどそれぞれが書きたい相手に書きました。生徒たちは、自分の名前はカタカナで書いたことがありますが、クラスメイトの名前を書くのは初めてです。
「○○さんの名前長いよ……」と言いながらも、頑張ってクラスメイトの名前をカタカナで書きました。
久しぶりに書く日本語に加え、ねずみの絵を描くのに必死で90分の授業はあっという間でした。
本来、年賀状は郵送しますが、今回の活動が決まったのは授業前日でしたので、授業の最後に書いた相手に手渡ししました。
「ことしもよろしくおねがいします」と一礼しながら渡しました。いつもワイワイ仲良しな生徒たちですが、年賀状を渡すときはなんだか少し恥ずかしそうでした。
中には、「お母さんに渡したよ」と翌日教えてくれた生徒も。素敵なお知らせにあたたかい気持ちになりました。
年明け最初の授業は、私自身久しぶりの学校で少し不安でした。ですが、生徒たちが楽しそうにしている姿を見てそんな不安はとんでいきました。どんな時も生徒たちの笑顔に助けられます。
派遣期間も残りわずかです。
交流を通して少しでも笑顔を届けられるように頑張ります!