あけましておめでとうございます!タイでは2020年から小売店のレジ袋無料配布が禁止され、とても良い新年がスタートしました!
私の赴任校では日本の年末年始の文化紹介として年賀状の紹介を行いました。タイも日本同様、年明けに新年の挨拶を手紙で行う風習がありましたが、現在はインターネット上で済ませているそうです。私自身も高校の卒業と共に年賀状を書かなくなりましたが、年賀状が届いた時の嬉しさは今でも鮮明に覚えています。なので、この機会に私も生徒と一緒に書いて見ることにしました。
年賀状の交換先は私が通っていた北海道帯広市の高校。当時の担任の先生にお願いをし、「日本語を学ぶタイの高校生徒と年賀状交換」という授業を設け、年賀状作成をしていただきました。
私は「日本の生徒と繋がることで生徒たちの日本語学習へのモチベーションが上がればいいな」という気持ちでこの授業を計画しました。始めてみると、「先生、これは日本語でどうやって書くの?」「翻訳で調べたけどこの日本語あってる?」と、生徒たちが積極的に日本語を書く姿を見ることができました。しかし、それ以上に「交換する生徒を描いてあげたい!」「なんて書いたら喜んでもらえるかな?」と、受け取る相手のことを考えて書く姿を見にし、この授業と年賀状の真意を知りました。
そして、年明けの授業で届いていた年賀状を生徒たちへ配りました。彼らは受け取った瞬間はお腹から大声を出して喜び、一頻り盛り上がると静かに食い入るように年賀状に書かれた一文字一文字を一生懸命、自分自身で読んでいました。
私もこの機会に交換先の学校の先生や個人的に日本とタイにいる友人へ6年振りに年賀状を書いて送りました。1枚の紙だからこそ、相手を一人ひとり思って書き、自分が受け取った時の喜びは忘れることができません。知っていたはずの素晴らしい日本の年末年始の過ごし方を改めて思い出すことができました!