日本語パートナーズ(NP)としての活動がもうすぐ終わりを迎えます。タイ・コーンケーンで過ごした日々はかけがえのないものになりました。最初は場所も名前さえも知らなかったコーンケーンが今では大好きな場所になりました。これは素敵な人たちとの出会いのおかげです。あと2週間で日本に帰ることを考えるととてもさみしく離れがたい気持ちになります。
何よりもさみしいのは私の日常生活となっている生徒たちや先生方と過ごす時間がなくなることです。この10か月、生徒たちや先生方と一緒に日本語や日本文化について学んだり、日本語のコンテストに向けて取り組んだり、いろんな場面で生徒が活躍している姿を見ることができて、とても充実した日々を過ごすことができました。
悩むこと、不安になること、自信をなくすこともありましたが、生徒の優しさや笑顔に触れ、生徒と話したり、生徒が頑張っている姿を見たりすることで元気づけられました。生徒たちは私の活力の源でした。彼らを見ていると私も頑張ろうという気持ちになりました。
1月26日コーンケーン国際マラソンに参加し、フルマラソンを完走することができました。コーンケーン市内を走りながら、コーンケーンで過ごした日々を思い出していました。ここでの思い出はこれからの私を支えてくれる大きな力となってくれるような気がしています。
先日、生徒がイベントで披露した歌「365日の紙飛行機」がとても心に響いたので紹介します。
「人生は紙飛行機。願い乗せて飛んで行くよ。風の中を力の限り、ただ進むだけ。その距離を競うより、どう飛んだか、どこを飛んだのか。それが一番大切なんだ。さあ、心のままに。365日。飛んで行け、飛んでみよう。飛んで行け、飛んでみよう。飛んで行け、飛んでみよう。」
どこに飛んで行くのかわからなかったけれど、飛んでみてほんとうによかったと思うNP活動でした。日本に戻ってからも生徒たちのことを応援していきたいと思います。