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バンダ・アチェ NP初訪問 ~一期一会の交流~

「厳格なイスラーム、津波、独立運動、アチェ王国…」
みなさんはアチェと聞いて、どのようなイメージを持ちますか?
私たちはインドネシアへの日本語パートナーズ(NP)派遣で初めて行われたバンダ・アチェでのNP活動を報告します。

[1日目:アチェに集合!]
 参加するNPは北スマトラ州から2人、西ジャワ州から1人。ついに3人揃って準備ができました。毎晩遅くまで準備する中、名物「ミー・アチェ(太い麺でインド的な麺料理)」を味わえました!

インドネシア料理を食べる日本語パートナーズの写真
ミーアチェ:実は辛いものが苦手なNPもいましたが、全員完食!辛い中にも魚介の旨味が凝縮していて、一番好きなインドネシア料理になりました。

[2日目:アチェのキャラクターは?]
高校生がアチェの踊りを披露する開会式に始まり、日本語専門家の授業サポートをしました。テーマは「キャラクター」。私たちもインドネシアのキャラクターを考えました!その名も「トゥマン・コピ・インドネシア」。

ダンサーたちの集合写真
開会式(ダンスなど):アチェの伝統的な衣装とダンス。他の地域にはない独特な音、リズムで興味深かったです。
活動内容の写真
プレゼントした花の折り紙:NPインドネシア同期全員で作った作品。代表してプレゼントしてきました。
活動内容の写真
NPのキャラクター紹介:「トゥマン・コピ・インドネシア」(訳:インドネシアコーヒーの友達)。実は事前に3人でジョグジャカルタで作ったという裏話も……。インドネシアの代表する島の特徴をあしらったキャラクターです。

[3日目:「一期一会」]
私たちにとって、ついに本番!『茶道』を紹介しました。まず、茶室作りをテーマに、懐紙(切り紙)・掛け軸(書道)作りを行いました。「さくら」「うめ」を題材に切り紙でも、書道でもこの2つの花の形・文字を使いました。その後、いつもお世話になっている先生に感謝の気持ちを込めて、お茶を点てました。お茶を「単に飲む」のが茶道ではなく、そこに至るまでの過程、特に「相手へのおもてなし」を伝えることに重きを置きました。

活動内容の写真
茶道(デモンストレーション中):各々着物、浴衣、袴を着てデモンストレーションしました。
活動内容の写真
懐紙:表は私たちからのメッセージカード。裏面に桜と梅の切り紙を貼ってもらい、懐紙にしました。
活動内容の写真
掛け軸:「うめ」と「さくら」を書きました。中には書道初体験の生徒もいました。
活動内容の写真
茶道:先生は生徒に、生徒は先生にお茶を点てました。みんなの真剣な様子が印象的です。

[4日目:生徒とアチェのまちへ!]
参加した高校生が一生懸命日本語を使って、アチェのまちを案内してくれました。アチェを代表するバイトゥラフマン・モスク、津波博物館など、今日まで生徒たちが考えてくれた順路です。中には将来日本で働きたいという生徒もいました。

活動内容の写真
アチェ散策 さちNP:RUMAH ACEH(訳:アチェの家)。アチェの伝統的な家。
活動内容の写真
アチェ散策 よしこNP:Baiturrahmanモスク。アチェでもっとも有名なモスク。
活動先の様子の写真
アチェ散策 こおしNP:Thanks to the World Monument。2004年の津波の際、支援の手を差し伸べてくれた国や地域への感謝の気持ちを示したモニュメント。

今までアチェにNPが派遣されたことはありません。しかし、そこには日本人を求めている日本語教育者と学習者が大勢いました。だからこそ、改めて自分が派遣されている地域での活動の「貴重さ」に気づくことができました。「アチェへ帰りたい!」この文章を書きながら、そう思う3人でした…。

海辺の風景写真
夕日の見える海岸:現地の日本語の先生に連れて行ってもらった海岸。この先にはインド洋が広がっています。とにかく綺麗!
Writer
インドネシア 西ジャワ州・北スマトラ州
藤﨑彩智さん/寺口芳子さん/箕浦広志さん

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