こんにちは、北スラウェシ州のマナドに派遣されている松藤江巳吏です!
北スラウェシ州は人口の約8割程度がキリスト教徒だといわれており、モスクよりも教会が多いというインドネシアでは珍しい地域です。
そして、私が派遣されている学校の生徒は9割がアドベンチストです。
みなさんは、アドベンチストという言葉を聞いたことがありますか?私は、マナドに来て初めて知りました。
キリスト教は主にカトリックとプロテスタントに分かれますが、アドベンチストはプロテスタントの中のひとつだそうです。
Adventと表記し、ここでは「アドフェン」と呼ばれます。
今回は、そんなアドベンチストの学校の1日を紹介します。
まず、朝は6時55分から教員の礼拝があります。学校にチャペルが併設されているため、そこで行われます。
最初はどうすればいいのかわからなかったお祈りもだんだん流れが分かるようになりました。
そして、毎授業の前と後には必ずお祈りをします。教室で1人が前に出て「Mari kita berdoa……(お祈りしましょう)」と言って始まります。これは、先日、生徒から日本語でお祈りしたいと言われて訳したお祈りです。とても喜んでくれて、さっそく暗記していました。
12時からはお昼休みです。学校には食堂がついており、生徒は給食費を支払うことで、食堂でご飯を食べることができます。アドベンチストの人は、お酒、コーヒーや紅茶などのカフェイン飲料、豚肉、タコやイカ、エビなどの海鮮類(魚のみ食べてよい)が禁じられていますので、食堂のご飯は野菜と豆腐が中心です。
16時には職員室で教員の礼拝があり、その後、放課となります。
休み時間や放課後にはギターを弾いて賛美歌を歌っている生徒も多く、賛美歌を覚えて一緒に歌うと、とても喜んでくれました。
私はマナドに来てから、宗教に触れる時間が増え、これまで知らなかった価値観に触れる日々は刺激的でとても楽しいです!
残りのわずかの派遣期間ですが、生徒たちとの時間を大切にして過ごしていきます!