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「ゴールまであと少し」

私の派遣先のパダンは、非常に暑くイスラム教が根強い地域です。
派遣先の高校「SMA KARTIKA1-5PADANG(パダンカルティカ高校)」も、イスラム教の生徒が多く通学しています。中学校や専門高校も併設された校舎の為、非常に広い敷地でたくさんの生徒が様々なことを日々、切磋琢磨しながら学んでいます。

立派なモスクと看板の写真
「パダンのシンボルの大きなモスク MASJID RAYA」
校舎の渡り廊下の写真
「私の派遣校。緑を基調として木々が多く涼しげな校舎」

生徒たちはとても明るく校舎を歩いていると手を振って、「せんせい~!」「こんにちは~!」など学んだ日本語で声をかけてくれます。
授業中も同様に、盛り上げ役の生徒がいたり、まじめな生徒がいたり、少しやんちゃな生徒がいます。どのクラスも個性にあふれており、授業をしながら思わず笑ってしまう場面がたくさんあります。そんな日々が私にとって、とても充実していて毎日が本当に楽しいです。

風呂敷を持った男子生徒の写真
「日本の風呂敷とヒジャブを風呂敷の代用として使いました。生徒の創意工夫が垣間見れました」
けん玉やだるま落としを持った生徒たちの写真
「昔遊びを紹介し、実践!」

私は、日本語パートナーズ(NP)としてインドネシアに来るまで、企業に勤務する会社員でした。「毎日を淡々と過ごす日々を変えたい」そのような思いが募り、パダンにやってきました。
パダンに到着後、すぐには上手くいかず大変な事もたくさんありました。嫌な事もありました。ですが、今となっては全て笑い話として流せます。
笑い話として流せるようになったきっかけは、派遣先校の居心地の良さが私に影響を及ぼしていると思います。学校にいる先生や生徒は、どんな時も明るく、とても親切でいつも楽しそうです。

現地の幼い子供たちの写真
「他教科の先生方の子どもたちと休憩時間には絵を描いたり、簡単な日本語教えています。」
書道作品を持った記念写真
「書道の文化紹介。インドネシア人は写真が大好き」

一緒に授業をしている2人のカウンターパート(CP)の先生が何か困っていると手を差し伸ばし、悩みを相談すると笑い飛ばしてくれ、時には励ましてくれます。そんな二人のCPの先生が私は大好きです。

大窪さんと先生がたとの写真
「CPと3人で」

数年の社会人経験の中で言葉には表せない忘れ去ったものが、私の心に戻ってきたように感じます。パダンに来て笑う時間が日本にいる時と比べてとても増えました。

観光を楽しむ大窪さんや現地のかたとの写真
「休日にパダンの観光地へ。パダンはルマガダンという屋根が特徴的です」

残り僅かな期間、大好きな派遣先校にたくさんの恩返しができるように、最後まで走りきりたいと思います。
あと少しのゴールまで全力疾走です!

生徒の集合写真
「いつも元気で明るい生徒たち」
Writer
インドネシア 西スマトラ州
大窪 瀬奈さん

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