私の派遣先のパダンは、非常に暑くイスラム教が根強い地域です。
派遣先の高校「SMA KARTIKA1-5PADANG(パダンカルティカ高校)」も、イスラム教の生徒が多く通学しています。中学校や専門高校も併設された校舎の為、非常に広い敷地でたくさんの生徒が様々なことを日々、切磋琢磨しながら学んでいます。
生徒たちはとても明るく校舎を歩いていると手を振って、「せんせい~!」「こんにちは~!」など学んだ日本語で声をかけてくれます。
授業中も同様に、盛り上げ役の生徒がいたり、まじめな生徒がいたり、少しやんちゃな生徒がいます。どのクラスも個性にあふれており、授業をしながら思わず笑ってしまう場面がたくさんあります。そんな日々が私にとって、とても充実していて毎日が本当に楽しいです。
私は、日本語パートナーズ(NP)としてインドネシアに来るまで、企業に勤務する会社員でした。「毎日を淡々と過ごす日々を変えたい」そのような思いが募り、パダンにやってきました。
パダンに到着後、すぐには上手くいかず大変な事もたくさんありました。嫌な事もありました。ですが、今となっては全て笑い話として流せます。
笑い話として流せるようになったきっかけは、派遣先校の居心地の良さが私に影響を及ぼしていると思います。学校にいる先生や生徒は、どんな時も明るく、とても親切でいつも楽しそうです。
一緒に授業をしている2人のカウンターパート(CP)の先生が何か困っていると手を差し伸ばし、悩みを相談すると笑い飛ばしてくれ、時には励ましてくれます。そんな二人のCPの先生が私は大好きです。
数年の社会人経験の中で言葉には表せない忘れ去ったものが、私の心に戻ってきたように感じます。パダンに来て笑う時間が日本にいる時と比べてとても増えました。
残り僅かな期間、大好きな派遣先校にたくさんの恩返しができるように、最後まで走りきりたいと思います。
あと少しのゴールまで全力疾走です!