先日、授業で日本のカレーを紹介しました。今回、そこで感じたインドネシアと日本のカレーの違いについてお話したいと思います。
カレーのルーは、ハウス食品さんから提供していただいものを使用しました。そのルーが日本のものと大きく違うことは、ハラルのものであるということです。日本のカレーのルーには、豚肉のエキスなどが入っているのでムスリムの人は食べられません。そのため、ムスリムが90%を占めるインドネシアでも安心して作ることができました。
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一箱50人分作れるという大容量のルー。
また、カレーを作る前に日本のカレーについて説明しました。その際に盛り上がったのが「福神漬け」です。インドネシアでは、ほとんどの食べ物にサンバルという辛い調味料を使います。一見、福神漬けも赤くて辛そうに見えますが、これは甘いですと伝えると皆驚いていました。
カレーのルーにもインドネシアとは大きく違うことがあります。インドネシアのカレーは、スープ状で、鶏肉も骨付きで入っていることが多いです。それに比べて、日本のカレーのルーはドロドロしていると言えます。
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インドネシアの食べ物は、味が濃いので口に合うか少し心配していましたが、「おいしい!もっと食べたい」とお替りしてくれる生徒がたくさんいて、とても嬉しかったです。
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最後に、毎回文化紹介を終えて感じることは、他文化を知るということは自己の文化と向き合うことだなということです。今回のカレー作りを終えて、生徒たちもインドネシアのカレーの特徴について改めて知ることができたと思います。もちろん私自身も改めて自文化をもっと知りたいと思わされました。例えば、「日本人はカレーを食べる時になぜ福神漬けを使うのか」など生徒に聞かれてはっきり答えられない質問が多々。
帰国しても当たり前になっている自国の文化を学び、日本を発信する先駆者を目指したいと思います!(笑)
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