みなさん、こんにちは。ベトナム ホーチミン市派遣の岡田です。
私は、ホーチミン市内の公立高校2校と私立中学1校のクラスを担当しています。
今回は、高校のクラスで行った授業について紹介したいと思います。
ある日、カウンターパート(CP)の先生から、将来について考えてもらう授業がしたいと要望がありました。でも、ただ将来の夢を発表するだけでは面白くない…と思い、将来の自分に手紙を書いてタイムカプセルを作りませんか?と提案したところ、CPの先生がとても気に入ってくれました。
生徒たちも、未来の自分に手紙を書いてタイムカプセルを作るという事が初めてで、この授業をとても喜んでくれました。みんなには、便箋を2枚渡し、1枚は日本語で、もう1枚はベトナム語で10年後の自分に手紙を書いてもらいました。
書き終わったら、好きな色の封筒を選んでもらい手紙を入れて封をするように言いました。しかし、個性豊かなベトナムの高校生たち。手紙だけではなく、写真や今の自分のお気に入りの小物、または財布から少額の紙幣を取り出して入れていました。ちゃんと封筒にも自分の個性をだしてきて回収する時にとても驚きました。特に多かったのは、口紅を取り出して封筒にキスマークを付ける女子たちです。
もちろん、私とCPの先生も手紙を書きました。そして、私の封筒には前回の文化紹介時に撮った集合写真を現像して入れました。
ホーチミン市内の学校の校庭は、アスファルトで覆われているので日本のようにタイムカプセルを埋めることはできません。回収した手紙は大きな封筒に入れてCPの先生に自宅で保管してもらうことにしました。
10年後に、みんなでCPの先生を訪ねて一緒にタイムカプセルを開けてもらう予定です。
もちろん、その時は私も一緒に参加したいと思います!