今回は、ハノイの学校で私が見てきた普段の授業の様子について投稿させていただきます。
私は4つの中学校に派遣されていたのですが、どの派遣先の学校でも日本語の授業は教科書をベースに、先生方は授業を進めていました。私自身は黒板に板書したり、発音のモデルになったり、机と机の間をウロウロして生徒一人ひとりのサポートをする毎日でした。
ここで少しベトナムの中学校の様子について。ベトナムの中学校は生徒数に対し面積がとても狭小!運動場がない学校がほとんどで、校庭のようなところで生徒は体育の授業を受けたり、遊んだりしています。教室も数が足りず、午前と午後で学年が入れ替わる学校もあります。もちろん教室内もぎゅうぎゅうです。
そして、基本的に生徒は日本語を第二外国語として勉強していました(第一外国語は大体英語)。先生方も生徒にいかに楽しく興味を持って勉強してもらうか、ということを考えて、それぞれの先生のスタイルに合わせた工夫をされていました。
私は基本的に6年生(日本の小学校6年生と同じ年齢)を担当することが多かったのですが、例えば、“ひらがなの空書き(指を使って空中に書く方法)”や“身体を使ってひらがなを表現”といったような身体を使った学習であったり、“歌に合わせてひらがなをみんなで一緒に覚える学習”や“ひらがなを使ったビンゴゲーム”、“日本語とベトナム語の単語が書かれたカードの意味が一致する組み合わせを作るゲーム”や“ハエたたきを使ったチーム対抗ひらがな先取ゲーム”等、多種多様なゲーム性を含んだ学習を取り入れていらっしゃいました(時々、私が提案したものも快く授業内で取り入れていただきました!)。
アクテビティを行った際は、ハイハイ!と我先に手を挙げる生徒が非常に多く、当ててもらえなかったときは非常にがっかりして拗ねてしまう生徒もいました。
このように、日本とは違ったハノイの学校や授業、生徒の姿を私は日々とても新鮮に感じながら過ごしました。