派遣期間:2019年8月~2020年5月
ベトナム・ダナンで活動しておりました、西岡と申します。

タイトルどおり、この度の経験は私自身の今後のキャリアに大きく影響しています。
本稿では日本語パートナーズ(NP)の一員として過ごした経験が、どのように心境に変化を及ぼし、その後の行動として繋がっているかを記したいと思います。
(1)現地語は大切

現地には、「日本語を教えに来ているのだから、日本語を教えるだけでWIN-WIN」と考えている日本人もいました。もちろん人それぞれ信念は異なるので、それも正解の一つかもしれませんが、実際にベトナム語を学ぶだけでなく「使う」ことで心の壁は無くなりやすくなります。現地に住まわせていただいているという意識を持って現地語を使うことがベトナム人たちと心を通わせるもっとも有効な手段です。
(2)気心の知れた友人ができる

上手ではなくても、現地語を積極的に使おうという気持ちを示すことで、学内だけでなく学校外でも気心の知れたベトナム人の友人ができます。特にスポーツ施設やカフェで知り合った大学生や社会人たちとは、帰国後も連絡を取り合う仲です。彼らのお陰で「学校外でも居場所がある」と思えたので、またあの地を訪れたいという気持ちも自然と大きくなりました。
(3)NP活動後の「行動」

新型コロナウイルスの影響で、私たちNPの活動期間は本来より短くなってしまいました。依然として油断できない状況が続いていますが、それでもNP活動を通じて繋がったこの国をまた訪ねたいと思っています。現在私は、来日して国家資格を得るためにがんばるベトナム人看護師・介護福祉士候補者の日本語教育に関わる仕事に就くことを目指しています。パートナーズで培うことができた知識と経験を活かし、大好きなベトナムと繋がっていくために、今後も「ソーシャル・ディスタンス」を守り、「オンライン・コンテンツ」を充実させながら力を尽くしたいと考えています。