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日本語パートナーズで叶った夢

派遣期間:2015年10月~2016年3月

私は、日本語パートナーズ(NP)としてインドネシアのバリ島のサラスワティ観光高校に派遣され、2016年3月に帰国しました。帰国当時、私は大学3年生で、帰国後のバイト探しに苦労したことを覚えています。なんとか探し出したバイト先でも人間関係で悩んでいました。そんな時期に、同じくバリに派遣されていた仲間と近況報告することがあり、彼女が日本語教師として日本語学校で働いていることを知りました。私自身も日本語教師という仕事に憧れていること、大学卒業後は日本語学校に勤めたい旨を伝えました。具体性がない夢を彼女に伝えたところ、あっけらかんと「今のまゆみん(私のあだ名)だって日本語学校に勤められると思うよ」と、言われたのです。

私は大変驚きました。当時、日本語学校に勤めるためには四大卒以上の学歴が必要だと思っていたからです。しかしながら、彼女はいかに現場が人材不足か教えてくれたうえで、日本語教育能力検定試験に合格していれば勤めることは可能なのではないかと、私の背中を押してくれました。

私は彼女の助言を聞いてすっかりその気になり、ある日本語学校の非常勤講師職に応募。すると、すんなりと合格をもらったのです。

その後、その日本語学校で2年ほど勤務し、勤務する中で感じた問題を解決しようと、大学院に進学することにしました。進学したのは、大阪大学大学院言語文化研究科です。昨年度無事博士前期課程(いわゆる修士課程)を修了し、現在博士後期課程に在籍しています。

岡田さんの写真
修士論文執筆直後の様子

大学院進学後の今も、パートナーズでできた絆は健在です。インドネシアでお世話になった国際交流基金の職員の方に学会でお会いしたり、修士論文執筆が完了した際には、NP派遣前研修でお世話になった先生にお食事に連れていってもらったりする機会があり、とてもうれしかったことを覚えています。

NPの経験が私の夢の第一歩になり、現在までその絆が私の宝物になっています。

Writer
インドネシア バリ州
岡田 茉弓さん

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