派遣期間:2016年5月~2017年3月
4年前、私は日本語パートナーズとして、タイで活動する機会を得ました。帰国後はカンボジアで日本語学校に勤務し、その後もタイのワットサケーオ校で日本語ボランティア、さらに、カンボジアのコンポントム教員養成校でアドバイザーとして活動する機会を得ました。現在は、コロナ禍でカンボジアから帰国しています。
派遣先のタイでは大切な友人がたくさんできました。現在も交流しているカウンターパート(CP)と生徒たちとのつながりについて、その一部を報告します。
まず、CPの一人であるニム先生との交流です。タイから帰国後、ニム先生は国際交流基金が実施するCP研修で訪日しており、日本にて再会できました。
また、タイでボランティアをしている時には、バンコクにてニム先生と再会しました。
他にも、タイの学校行事の1つである日本語ドラマコンテストの脚本を、昔話らしい日本語に訳すお手伝いをしました。その結果、今年のドラマコンテストでは「おむすびころりん」で地区優勝を勝ち取り、喜びのメッセージをもらいました。
次に、もう一人のCPのオイ先生です。オイ先生から、「マサ先生、すみません。“けど”と“でも”はどう違いますか。」や、「マサ先生、今、浦島太郎のスクリプトを作っています。このスクリプトでいいですか。」など、LINEで質問がきます。オイ先生も転勤先の学校で日本語ドラマコンテストに取り組んでいたのです。オイ先生ともタイのバンコクで再会する機会がありました。
最後に、当時の生徒との交流です。高校2年生だったファーンさんは、派遣時に日本語ドラマコンテストで全国大会2位になりました。「鶴の恩返し」で「鶴」の役を演じた子です。現在、大学で日本語の勉強をしており、LINEで芥川龍之介の「羅生門」についての質問を受けました。「私、わからないことがあります。今、羅生門を勉強している。言葉がわからない。」「マサ先生、ありがとうございました。わかりました。」「私、頑張ります。」私を頼って、質問してくれることをありがたく思います。
タイ派遣で知り合った方々とのつながりは私の宝物です。私のタイ語学習の大きなモチベーションになっています。