派遣期間:2019年5月~2020年3月
みなさん、こんにちは。私は日本語パートナーズ(NP)として、今年の3月までミャンマーのマンダレー外国語大学(MUFL)で活動していました。今回は、日本に帰って来てからのことをお話しします。
現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、様々な物事が制限されていますが、ありがたくも継続できていることがあります。それは、日本語学習ボランティアです。(もちろん感染防止対策をしながら、活動をしています!)NPとして派遣される以前から3年ほど続けていて、私はこのボランティアを通じてNPとしての活動の基盤を作ったと言えます。
NPとして関わった学生たちは、「外国語」として日本語を勉強していましたが、このボランティア活動では、学習者は「生活するための言語」として日本語を勉強しています。私は日本語ボランティアとNPを両方経験する中で、同じ「日本語」というくくりでも、その内容や求められる到達度が違うということに気がつきました。これはNPを経験したからこそ気づくことができたのだと思います。
帰国してからも、ミャンマーの民族衣装であるロンジーをよく着用しています。大学のオンライン授業では、楽しい気持ちで授業を受けることができるように、お気に入りのものを着ています。さらに、ミャンマーで作ったブラウス(インジー)を日本で買ったスカートと合わせて着ることもあります。着ている姿を友人に見せると、みんなとても関心を持ってくれます。ミャンマーのお土産として数人の友人にロンジーを贈ったのですが、「とても可愛い」「実際にミャンマーに行きたい」と言ってくれました。私は、「服」というものは、文化を知るために最も身近なツールだと考えます。私の発信力はほんのわずかですが、身近なところからこうしてミャンマーの文化を知る人や、「私もミャンマーに行ってみたくなった」と言ってくれる人が増えることがとても嬉しいです。
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ミャンマーで買ったサンダルを合わせてみました。
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サンダルも、ミャンマーで買ったものです。
今はミャンマーでの経験を踏まえて、大学の授業や研究に取り組んだり、将来のことを考えたりしています。悩むこともありますが、NPとして活動した日々が、今の私に自信を与えてくれています。