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日本語パートナーズに参加して

派遣期間:2019年5月~2020年2月

สวัสดีค่ะ(サワディーカー) こんにちは!
日に日に寒さが増すにつれて温かい(暑い?)タイが恋しくなります。
そんな私が日本語パートナーズ事業に参加して得られたことを2つご紹介します。

1.適応力・対応力

高校1年生を対象に大福づくりの授業を予定していた日の朝、カウンターパート(CP)の先生から「今日、高校2年生の6時間目はありません。その代わりに、1時間目は1年生と2年生、一緒につくります~!」と言われました。

朝の時点で準備できている材料は1年生の分だけ。そもそもレベルが違う2学年を一気に教えられるのかと不安がこみあげましたが、CPの先生のおかげで無事に授業は始まり、生徒たちは大福作りを楽しむことができました。

CPの先生を含むタイ人との関わりから、タイには「悩むよりやってみる」文化があることに気づき、文化の違いに驚きながらも、今私にできることを一つひとつ丁寧に行うことで変化に対応することができました。また、「1学年分の材料しかないので授業ができない」「2学年を同時に教えることは不可能」など、自分の考えが凝り固まっていることにも気づかされました。

帰国後は雑誌の編集部で記者の仕事をしています。NPとしての活動で培った柔軟性や臨機応変に対応する力を仕事で生かすことができていると日々感じています。

2.タイとの距離が縮まった感覚

タイの先生は、生徒との連絡をLINEで行うことも珍しくありません。
私もクラスのLINEグループに入れてもらい、帰国後も日々の授業の様子を写真で確認しています。

浴衣を着たタイの生徒たちの写真
LINEで送られてきた写真。派遣当時は中学生だった生徒たちとCPの先生(中央)。
今年は例年より多くの生徒が高校のコース選択で日本語を選んだそうです。

時にはLINEを通じて生徒から宿題の質問を受けることや、CPの先生から生徒の優れた作品を選ぶお手伝いをお願いされることも。

楽しい、とかかれた習字作品の写真
「最も上手な漢字を選んでください」というお願いを受けた時に送られてきた写真。
名前の書き方を教えた生徒たちが、今も自分の名前をしっかり書けていて嬉しさがこみ上げます。

日常のなかでも、タイの新型コロナウイルスに対する政策や動向、最近はバンコクでのデモがニュースで流れると、思わずじっと画面を見つめるようになりました。

国外で起きている問題に関心を向けられるのは、現地で生活する人々の顔を思い浮かべることができるからだと考えます。これからも、タイと関わり続けられる生活をしていきます。

Writer
タイ ウタイターニー
松田 ゆきのさん

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