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外国人との深い交流を目指して

派遣期間:2018年8月~2019年6月

私が帰国後に行っている2つのボランティア活動について紹介します。

まず1つ目は、地元である茨城県潮来市の国際交流協会を通して行っている日本語支援です。国際交流協会では、外国人の方々が「潮来市に住んでよかった」と感じられるような協力・支援をすること、そして、市民の皆さんが外国人との関わりをより一層深めていけるように両者を繋げていくことを意識して活動しています。

具体的には、月4回各2時間程度、地区公民館で外国人への日本語支援活動を行っています。新型コロナウィルス感染症拡大の影響で4月からは活動を休止していましたが、10月から活動を再開しました。現在はベトナム、タイ、中国、台湾、スリランカの方が日本語学習に取り組んでいます。小学生から社会人まで参加しているので、年齢層には幅があり、日本語能力にも違いがあります。ほとんどの方は、市の広報を通して活動を知った市内在住の方ですが、隣の市から参加してくる方もいます。また、日本語学習の動機・目的は様々で、生活に必要不可欠な日本語の習得を目指す方のほか、日本語能力試験の合格を目指している方もいます。

私は、日本語パートナーズ(NP)の経験を通して、言葉が通じることでお互いの距離がより一層近くなり、人間関係が深まることを体験しました。言葉が通じることで生活する上でのトラブルも減少すると思うので、活動の際は決して講義的な指導ではなく、学習者同士で質問や会話ができるようにしたり、時事的な話題を必ず取り入れたり、ロールプレイングで各場面での日本語の使い方の習得をしたりと、楽しい時間であるように心掛けています。 1時間活動した後はお茶の時間があり、国籍を超えて交流を図っています。私もベトナム語は片言しか話せませんが、国籍が違っても片言の外国語や英語を使って団欒の時間が持てています。日本語支援だけでなく、日本文化の紹介も意識して取り入れています。年末には年賀はがきの書き方を教えて実際に友達に手紙を出してみたりしました。こういった活動を通して逆に私がパワーをもらっています。

現地で活躍する日本語パートナーズの写真
休憩中にタイ・ベトナム・中国の方々が一緒に歌を歌っています。
現地で活躍する日本語パートナーズの写真2
休憩時間にタイの方々が音楽を披露してくれました。

2つ目は、生活サポートの講義ボランティアです。私は、外国人が安心・安全に日本で生活できるように、法律上のトラブル問題を紹介しながら、基礎的な法律の仕組みについてライブ配信授業を行っています。

NPとしてベトナムに派遣されたときに、ベトナムと日本の道路交通状況の違いを感じ、時には危険なことも目にしました。外国の方にとっては日本と自国の生活ルールや法律が異なり困ることもあるだろうと肌で感じていたので、自分の経験を活かして相手に寄り添った講義、生活サポートができればと思います。

Writer
ベトナム バリアブンタウ
石津 藤好さん

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