こんにちは!タイのサラブリーに派遣されている、佐藤遥です。今回は、文化紹介の授業で行った「カレーライス作り」についてお伝えします。
「アニメなどでカレーライスを見たことはあるけれど、食べたことがない」という生徒が多かったので、まずはカレーライスについて学ぶ機会を設けました。カレーライスは日本の家庭料理の定番メニューであること、そして、カレーライスの歴史、作り方、具材、トッピング、更には隠し味に至るまで、カレーライスについて詳しく紹介しました。
カレーライスについて学べば学ぶほど、高まる期待。
あまりに楽しみで、「ガイトート(タイのフライドチキン)を持ってきて、ガイトートカレーにします!」という生徒まで出てきました。
そして迎えたカレーライス作り当日。学校には調理の出来る教室がないとのことで、屋外での調理、かつ、調理器具も限られている中でのカレーライス作りでしたが、みんなで協力し合い、スムーズに作業が進んでいきました。
慣れた手つきで下準備
みんなで協力して作業を進めていきます!
ついにカレーライスが完成!念願のカレーライスが食べられるということで、みんな勢いよくお皿に盛りつけていきます。
「お肉多めで」とリクエストする生徒も(笑)
「甘いけれど、おいしい!」
それが、初めてカレーライスを食べた生徒の感想でした。辛口にほんの少しの甘口を混ぜ、個人的には辛めのカレーに仕上がったと思いましたが、タイの生徒には甘く感じたようです。ですが、「もっと食べたい」「また作りたい」との声が上がり、初めてのカレーライス作りは大成功で幕を閉じました。
おいしく出来て大満足!
実は…このカレーライス作りの話には、続きがあります。
「また作りたい」という言葉が、すぐに現実のものとなりました!カレーライス作りの翌週に学校で行われたお祭りで、生徒が自分たちだけでカレーライスを作り、他の生徒向けに販売したのです。
長い行列ができ、「いくら作っても売り切れちゃう!」と忙しそうな生徒たちでしたが、一生懸命作って販売するその姿はキラキラ輝いて見えました。
充実感に満ちた笑顔
NP(日本語パートナーズ)としての活動が良い結果となって表れ、嬉しさを感じたのと同時に、これからも生徒のためにNPとして出来る限りのことをしていきたいと強く思いました。