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ローカルバンコクのあたたかいご飯

みなさん、こんにちは。タイ・バンコクに派遣されている加藤可奈子です。

「バンコク」と一口に言っても、私の住んでいる町は県境に近く、バンコクの中では唯一海に面している町でもあります。そんなローカルバンコクでの生活をご紹介したいと思います。

タイの食事というと屋台の食べ物を想像される方も多いではないでしょうか。私の家や学校の近くにもさまざまなタイ料理の屋台が並んでいます。その中で私が好きなのが「カイジアオ」というタイのオムレツのような食べ物です。

これは学校の前に出ている屋台で、笑顔の素敵なおばちゃんが作ってくれます。まず、小分けにされている箱の中から入れてほしい材料を選びます。私はにんじん、ブロッコリー、トマト、ベビーコーンを入れてもらうことが多いです。一度、写真の手前真ん中、ゴーヤのような形のものを入れてもらったらすごく苦かったです。なんだったのかは分からず……(笑)

カイジアオの屋台

カイジアオの具材や調味料

材料を選んだら、溶いた卵と調味料を混ぜ合わせ、中華鍋のようなフライパンで焼いていきます。ここで日本のオムレツと違うと思ったのが、油を大量に使うことです。もう油の中に卵を入れているんじゃないかというくらいの量で、はじめて見た時はびっくりしました。おばちゃんの素早い手つきで、時には次の注文の材料をかき混ぜながら同時進行で焼いていきます。

油たっぷりのフライパンに卵を投入

そして、焼き上がる頃にはご飯を盛りつけ、その上にできたてのカイジアオを乗せてくれます。あとはお好みでケチャップやチリソースをかけて完成です。値段は30バーツ(約120円)と安く、これも通いたくなる理由の一つです。

しっかり焼いて、あたたかいご飯の上に盛り付けてくれます

できたてほかほかを食べるのがとっても美味しいです

ほぼ毎週欠かさずに食べるので、買いに行く以外の用事で屋台の前を通っても「アジャーン!(先生)パイナイ?(どこ行くの)」とおばちゃんが声をかけてくれます。また、放課後には帰宅前の生徒たちで屋台はいつもにぎわっています。

タイの屋台の食事は、できたてなのはもちろん、作っている人やその屋台が好きな人みんなのあたたかさがプラスされて、よりおいしくなっているんだと日々感じています。

以上、ローカルバンコクのあたたかごはん「カイジアオ」の紹介でした!

Writer
タイ バンコク
加藤 可奈子さん

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