サワディーカー!
皆さん、こんにちは。タイ、バンコクのマタヨムワットナイローン校に派遣されている吉泉みゆきです。
先日、高校1年生から3年生までの授業で「のり巻きを作ってみよう!」という日本の食文化に触れる機会を設けたので紹介させていただきます。材料はのり、酢飯の他、中に入れる具は、カニカマ、きゅうり、卵焼き、ソーセージなどを用意しました。まずは炊き立てのご飯に甘酢を入れて酢飯を作ります。生徒にうちわであおいでもらいながらご飯を冷ましおいしい酢飯ができあがりました。
次に、私が実際にのり巻きの作り方を説明しながら作ってみました。作り方のポイントは、ご飯をつぶさないようにのりの上に広げる、巻き終わりの2センチぐらいのところにはご飯を乗せない、具の厚みを均一にすることなどです。
「はい、では、巻きすの上にのりを置いてください。ご飯をのせるので広げましょう。」と説明してのり巻き作りが始まりました。
ご飯を広げたら具を置きますよ~!
のりの上にご飯を広げその上に具をのせていきます。ほとんどの生徒が全種類の具をのせていましたが、自分の好みできゅうりだけをのせる生徒もいて、のり巻きにも個性が表れていました。
「さあ、巻きすでご飯を巻いていきましょう。でも、ちょっと待った!巻きすまで一緒に巻きませんよ~(笑)。巻きすは外側に回転させるんですよ~。」と伝え、こうしてでき上がった自分ののり巻き!いよいよ包丁で切っていきます。切る時には一回一回包丁を水で濡らすと包丁がベタベタせずきれいに切れますよ、と説明しました。
生徒達がのり巻きを切ってみると、中からきれいな断面が現れて、自分で作ったのり巻きのできにみんな満足そう。
「さあ、では食べてみましょう。しょうゆとわさびがありますから、つけたい人はつけて食べてみてくださいね、わさびはつけ過ぎると辛いですよ」と言ったのに、次の瞬間隣の生徒がわさびのつけ過ぎで涙を浮かべていました……。
のり巻きできました、おいしいです!
前回の納豆体験に続いて、日本の食文化の1つとして今回はのり巻きを紹介しました。納豆は少し特異な食文化体験でしたが、今回ののり巻き作りは、日本のおいしい味を体験してもらえたのではないかと思っています。
私もタイの生徒達と一緒にのり巻きを作ることができ、とても楽しい時間を過ごせました。みんな、ありがとう、あののり巻きの味は忘れないよ!!!