タイ10期の津嘉山凜です!私はタイのイサーン地方(東北部)にある、マハーサラカーム県に派遣されています。
二学期に入り、私がCP先生(現地日本語の先生)と相談して始めたのが、放課後に行う自由参加のひらがな・カタカナ特訓です。M4(高校一年生)とM5(高校二年生)の中で、「ひらがな・カタカナを完璧にしたい」「きれいに書きたい」などという生徒を対象に、学年ごとに週一回ずつ特訓の時間を設けました。
自由参加なので、そんなに生徒は集まらないのではないかと思いましたが、毎週M4・M5合わせて15人ほどの生徒が参加してくれました。この放課後の特訓は、普段のようにCP先生をサポートする形の授業ではなく、完全にNPの私のみの時間なので、タイ語が話せない私はとても不安でした。ですが、始まってみると、タイ語ができない私に生徒は頑張って日本語を使って話してくれて、私もやさしい日本語と英語を使い、とても楽しく勉強することができました。さらに、参加してくれた生徒に参加理由を聞いてみると、一部の生徒が、「日本人の先生ともっとお話ししたい」と答えてくれました。
似ているカタカナを勉強中
生徒のそんな気持ちが嬉しく、その思いにこたえるため、毎回様々なゲームを用意し、楽しく学習できるように頑張りました。「絶対勝つ!」と毎回本気でゲームに取り組む生徒たちに特に好評だったのは、カタカナ・漢字間違い探しでした。景品等も用意することで、よりゲームが盛り上がりました!
漢字間違い探し中……
成果として、この放課後特訓に参加した人は、普段の授業内でも発言数、正解数が多くなりました。またM5に関しては、ひらがな・カタカナの特訓を終え、漢字の練習に入ることができ、日本語能力試験の対策にもなりました。生徒自身が興味をもって参加してくれて、またその成長していく姿を見ていると、私ももっと生徒が楽しめるような活動作りをしたいと思いました。残りの期間も一緒に頑張りたいです!