Selamat siang! こんにちは。インドネシア、メダン市に派遣されている、山口直子です。
私が活動しているメダン市について紹介します。
インドネシアは国全体で9割近くの方がイスラム教徒であり、イスラム教徒の数が最も多い国と言われています。そのため、インドネシアへの派遣が決まってから、そのことを強く意識していました。実際、私が派遣されている学校の一つは教師も生徒も全員イスラム教徒で、私も学校ではヒジャブ（イスラム教徒の女性が頭につけるスカーフ）を被るよう求められています。この学校にはモスクがあり、毎朝モスクでお祈りをしてから授業がスタートします。このように、派遣前から想像していたイスラムの文化をどっぷり肌で感じています。
一方、メダンの街ではイスラム以外の文化にもたくさん触れることができます。イスラム教徒が多数派ではありますが、メダンには、キリスト教徒、仏教徒、ヒンズー教徒など、イスラム教以外を信仰している人々も比較的多くいます。至る所にモスクがありますが、教会や寺もあちこちで見かけます。
メダンにある仏教寺院
インド系の方が建てたと言われる教会
私が住んでいる下宿のオーナーもキリスト教徒（プロテスタント）です。そのため、クリスマスの日には礼拝に連れて行ってもらいました。人生で初めてクリスマスの日に教会へ行き、礼拝に参加しました。この初体験をインドネシアでしていることに不思議な感覚を味わっていると、なんとアザーン（イスラム教における礼拝の呼びかけの言葉）が外から聞こえてきました。クリスマスの日に教会の中で、アザーンを聞く。複数の宗教を認めているインドネシアならではだなと感じました。
クリスマスの日に教会で下宿先のオーナーと
また、メダンには中華系の人も多いので、中華レストランや中華食材を売っているスーパーもあります。春節のときには、お祝いの飾りがたくさんありました。
春節のときのメダン市内のスーパー
このように、多様な文化に触れることができるメダンへ一度来てみてはいかがでしょうか。
