こんにちは。インドネシア17期の長野修です。ジャカルタで2校のSMA(高校)に派遣されています。
こちらに来てびっくりすることはいっぱいあるんですが、なかでも天体の動きがとても面白いです。今回はそんなお話をさせてもらいます。
<頭のてっぺんが暑い!>
これを書いている今は2月下旬です。この時期インドネシアでは正午頃の太陽は頭のほぼ真上に来ます。そのため、これからしばらくは頭のてっぺんが照らされることになります。中学のときに理科の授業で南中高度を習って苦戦した人もいるかも知れませんね。それで言うなら南中高度90°です。だから、影は物体の真下にできます(ちなみにジャカルタの緯度は-6.2°なので、「北中高度(?)」になることがあります)。
<えっ?オリオン座がさかさま!?>
冬の代表的な星座オリオン座はインドネシアでも見えます。
日本では赤いベテルギウスは左上、青いリゲルは右下で、オリオン大星雲は三ツ星の下に見えます。
しかし、インドネシアでは反時計回りに90°回転したように見えます。最初見たとき、びっくりしました。見間違いかとも思いました。でも、本当にそうなっています(写真はバリ派遣の仲間の日本語パートナーズが撮りました)。
調べてみたら、図3のようになっていました。日本から見ると赤い星(ベテルギウス)が上にきます。しかし、インドネシアから見ると青い星(リゲル)が上にきます。
まさに「地球が丸い」証明ですね。ちょっと感動しました。
私は今回初めて南半球に来ました。北半球の中だけの移動だと時差くらいしか違いを感じられませんでしたが、南半球に来て新たな発見ができて興奮してしまいました。
「地球は丸い!」これからは自信をもって言えそうです。