Xin chào(こんにちは)。ベトナム・フエに派遣されている村田朋子です。
私の派遣先校であるクオックホック高校は、ベトナムの歴史的な名門校の一つであり、ホーチミン主席をはじめ多くの著名人を輩出しています。今日は、日本語専門クラス11年生(高校2年生)のある授業の様子を紹介します。
クオックホック高校正門
今日のテーマは何でしょう?
答えは、歌の歌詞に隠れていますから、聞きとってくださいね。
歌の歌詞( )の言葉が今日のテーマ
作詞:秋元康 作曲:角野寿和/青葉紘季 AKB48『365日の紙飛行機』
今日のテーマは何ですか?「夢!」
今日は、いろいろな活動を通して、自分の夢について考えましょう。始めはクイズです。ヒントをもとに答えを考えます。正解した生徒にはお菓子をプレゼント。これもベトナム方式。初めは授業にお菓子?と思いましたが、これは文化の違い。せっかくなので、日本から持ってきた金平糖をプレゼントすることにしました。その後、グループごとにクイズを作り、お互いに発表します。回答時には、「あれあれ!」ベトナム語では答えが分かっているのですが、該当する日本語が思い浮かばず、ジェスチャーで表現する場面には思わず笑ってしまいました。
ヒントをもとに考え中
グループでクイズ作成
さぁ、いよいよ今日のメイン。自分の夢について一人ずつスピーチです。11年生(高校2年生)は、人前で話すことに慣れています。「みなさんこんにちは。みなさんには、夢がありますか……?」聞き手を巻き込みながら日本語で流暢に話す姿には驚かされます。ベトナムの高校生は、どんな夢を抱いているのだろう。私も少し前のめりになって聞き入りました。
建築家、外交官、通訳、記者……いろんな職業が出てきます。
自分の「夢」についてスピーチ
私が高校生の頃、こんなふうに自分の夢について語ることができただろうか……。
そして、忘れてはならないのが、これらの活動は母語ではなくすべて日本語で行われているということです。改めて、クオックホック高校の生徒の優秀さを実感する時間となりました。