Om Swastiastu(バリ語の始まりの挨拶)インドネシアのバリへ派遣されていた富田夏望です。
インドネシアの人々は8割以上がイスラム教徒ですが、バリの人々の8割はバリ・ヒンドゥーを信仰しています。
そのため、同じインドネシアと言っても、バリとバリ以外の地域では全く様子が異なります。
バリといえば世界屈指の観光地として有名ですが、生活の中に入ってみないと気付かないこともありました。それはバリの人たちにとってupacara(儀式)が何よりも大事なのだということです。
バリでは、暦に合わせて毎月何かしらのバリ・ヒンドゥーにまつわる行事が行われます。
いつも行っているお店が今日は閉まっているなと思ったらupacaraのためだし、近所でガムランの音が聞こえるなと思えばupacaraで、どこかで渋滞が起こっていれば道でupacaraが行われています。
バリの多くの学校でもその行事に合わせて盛大にupacaraをします。
この日はHari Saraswati(サラスワティの日)でした。 Saraswati(サラスワティ)とは、ヒンドゥー教の学問や芸術、音楽の女神様です。 日本でいうところの弁天様ですね。
この日のために前日から念入りな準備をします。ガムランの演奏やバリ舞踊の練習、お供物などを用意していました。
派遣先校の中にあるヒンドゥー教のお寺に先生や生徒たちが次々とお供物を供えます。
サラスワティの日のお供え物
CP先生(現地の日本語の先生)がお供え物を供える様子
私もヒンドゥー教のお祈りを捧げました。 お寺の前に座り、手を合わせます。 そして聖水を飲み、頭にかけてもらいます。
これまでの活動が無事にできたこと、素晴らしいバリの人たちと出会えたことなど、この日本語パートナーズの活動をバリでできたことへの感謝をバリの神様にお伝えしました。
CP先生と
upacaraが終わり、派遣先校のみんなとの最後の時間を過ごしました。
CP先生と
バリの温かい人たちのおかげで幸せな時間を過ごし、充実した日本語パートナーズ活動をすることができました。
Matur Suksma.(ありがとうございます)
om santih santih santih om.(バリ語の終わりの挨拶)