こんにちは。台湾の中心部、南投県の国立水里商工職業学校(水里商工)に派遣されていた吉田明子です。約3か月間の派遣を終え、帰国してから1週間が経ちました。自宅で思い出に浸りながら、この原稿を書いています。
日本語応用学科の生徒たちは、当然ながら日本語の学習にとても真面目に取り組んでおり、日本文化にも精通しています。
太鼓クラブも例年全国大会レベルで、一糸乱れぬ演技を大きな会場で見た時には胸が熱くなりました。
一方、目一杯楽しむことにも全力投球で、主任の先生が仰る「よく学び・よく遊べ」の言葉通り、オン・オフの切り換えがとても上手なのが水里商工の素晴らしい点です。
例えば、私の活動最終日に3時間を費やして開いてくれた生徒主体の送別会では、3学年全員がコスプレをしてグループごとに演芸を披露するという内容で、別れが辛くて泣く予定だった私をずっと笑わせてくれたのです。
おかげで、学校を去る時も「また来るからその時まで元気でね!」とハグしたり投げキッスをしたりと、笑顔でスクールバスに乗れました。
太鼓クラブの練習
県大会での太鼓演奏
送別会で気合の入った衣装を着る生徒たち
送別会を企画した2年生(日本でいう高校2年生)のメンバー
台湾8期は派遣期間が短く、私は運動会や日本語歌謡大会、卒業式など、年間行事のほとんどを経験することなく帰国したので、園遊会(文化祭のような行事)の頃、3年生(日本でいう高校3年生)が卒業する前にまた顔を見に行きたいと思っています。日本にいる高校生との第2回オンライン交流会を約束したり、生徒のインスタグラムを見て近況を知れたり、今後もこのご縁は切れることなく続くので、私と水里商工を繋げてくれた日本語パートナーズ派遣事業には本当に感謝しています。
今の私の宿題は、最後の授業で生徒が書いてくれた私への年賀状のお返し。手書きメッセージを添えて日本から年賀状を各生徒に送ることです。台湾のお正月(旧暦)までに、頑張るぞ!