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夢を追うインドネシア人技能実習生の支えに

2019年9月~2020年3月

日本語パートナーズインドネシア12期として派遣されてから早くも約4年が経ちました。
現在はインドネシア・ブカシにある技能実習生送り出し機関の日本語・文化指導員として勤務しています。

技能実習生は、日本に入国する前に母国で3か月~半年間の日本語・日本文化などの講習を受けます。
私は実習生を指導する際に、単純に「郷に入っては郷に従え」「日本ではこうだから」の一点張りでは、なかなか理解が深まらないと考えています。
私自身がインドネシアの文化や慣習に理解を示したうえで、日本とインドネシアの考え方の違いや日本文化への適応方法を一緒に考えていくことが大切だと思います。

日本語パートナーズでは、日本文化を紹介するとともに、私自身がインドネシア語やインドネシア文化に深く触れて、学ぶ機会が多く与えられました。

「喫煙ルール」「ごみの捨て方」「仕事を休む時の報連相」「お祈りの時間・場所」「断食」など、当たり前だと思っていることが、国が違えば当たり前ではない。そのことを日本語パートナーズで身をもって学べたことが今の仕事に大きく役立っていると感じています。

技能実習生には「日本の技術を学びたい」「家族を経済的に支えたい」「将来自分のビジネスを始めるための経験と資金を得たい」など様々な目的を持つ若者たちが多くいます。そのようなエネルギー溢れる生徒たちに日々元気をもらうとともに、少しでも彼らが日本で摩擦の少ない生活を送れるようにという思いで日々指導業務にあたっています。

今後も日本語パートナーズ派遣事業をはじめ、日本とインドネシアの文化交流がますます進み、多くのインドネシア人に「日本に行ってみたい」「日本で学びたい」「日本で働きたい」と思ってもらえるよう、強く願っております。

派遣先校にてジャワの伝統舞踊「バパン」を体験

コロナ禍を経て3年ぶりに派遣先校を訪問

日本へ出発前の元気いっぱいな技能実習生たち
Writer
インドネシア 東ジャワ
坂井 一輝さん

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