皆さんこんにちは!タイ12期の中では最南端の、トラン県に派遣されております竹内と申します。
派遣されて早1か月が経ちました。今日はトランでの学校生活について皆さんにお伝えできればと思います。
突然ですが、皆さん、トランをご存じでしょうか。知っている人・行ったことがある人は日本ではあまり多くないのではないかと思います。
トランは、バンコクから飛行機で約1時間半、リゾート地として有名なプーケットのさらに南に位置しています。ダイビングでジュゴンが見られる、とても綺麗な海が有名です。20世紀初頭までは国際交易の拠点になっていたので、マレーシアや中国等いろんな国の文化が混ざり合っています。
また、タイ南部は、「ほぼ暑季と雨季しかない(=雨が少なく、比較的涼しい「乾季」はあってないようなもの)」と現地の人が言うくらい年中暑いので、昼も夜もエアコンは欠かせません。
ショッピングモールの階段にもジュゴンの絵が
私の派遣先校は、トラン市街地から10kmほど離れた閑静な場所にあります。現国王の妹・チュラポーン王女の、科学・教育における多くの功績を称えて設立された、全寮制の中高一貫校です。理数科目に特化していて、非常に優秀な生徒が集まっています。タイでは教室にエアコンがない学校も珍しくないのですが、ここは有難いことに各教室に完備されています。
校内には、チュラポーン王女の肖像画が飾られています
現在、私の派遣先校で日本語を学習しているのはM1とM5(日本でいう中1と高2)です。ひらがなや自己紹介、「これ、いくらですか?」等の簡単な会話を習得中です。私の派遣先校は理数科目中心のカリキュラムなので、日本語学習の優先順位はどうしても低くなってしまいます。しかし、日本語を選択してくれた生徒たちに少しでも楽しいと思ってもらえるよう、授業では常に笑顔で接する・全力で褒めることを心がけています。そのお陰か、最初は遠巻きに私を見ているだけだった生徒が「せんせい~!」「こんにちは!」と廊下で挨拶してくれるようになりました!毎回とても嬉しいです。
M1-2(中学1年2組)の生徒たち。皆とても元気です
また、日本語を選択していない生徒にも日本に触れてもらいたいなと思い、現地の日本語の先生と相談して、外廊下の掲示板の一部を日本語コーナーにしました。
「きょうのにほんご」は、ほぼ毎日更新。その月に日本で行われるイベント等も掲載しています
生徒が日本により興味を持ってもらえるよう、これからも頑張ります!