サワディー・カー!
みなさま、こんにちは、タイのパトゥムターニーに派遣されている守屋です。
私の派遣先校の名前は“プリンセスチュラポーン・サイエンスハイスクール(パトゥムターニー)”です。ご自身も化学に造詣が深いチュラポーン王女(現国王の妹)の肝いりで設立された、中高一貫の全寮制公立学校で、全員が授業料・生活費全般支給の奨学生です。
生徒は総じて優秀です。例えば、私が校内で何か困ったことがあったとき、近くにいる生徒に英語でサポートを求めると、ほとんどの場合は解決します。
かと言って、勉強一辺倒という感じではありません。
派遣先校正面
私は、M1(日本の中学1年生に相当)とM5(日本の高校2年生に相当)の日本語授業をサポートしています。生徒たちは先生が指名しなくても積極的に質問や発言をします。
日本の公立小学校で4年ほど外国語(英語)の授業のアシスタントをしていた時の授業とは随分勝手が違います。
タイではICT機器が学校から貸与されているわけではなく、生徒個人のタブレットやスマホを持ち込んで使っています。
ノートに鉛筆やペンで書いている子もいれば、タブレットを使っている子や、中にはスマホを使っている子もいて、先生からは、そういった勉強の仕方に関する具体的な指示は特にありません。
これが、タイの学校での一般的なやり方なのかはわかりませんが、かなり生徒の自主性に任されている印象です。
授業中に、先生の裁量で適宜5分程度の休憩時間をとるのですが、その間はスマホやタブレットでゲームをしている子が多いです。
日本語教室で日本のドラマ鑑賞
日本のアニメや日本食は大人気で、可愛らしい人形やマスコットをカバンに付けている子も大勢います。
よく見ると、日本のアニメのキャラクターであったり、日本的テイストが感じられるものが多く、これなども、広義の日本文化波及の結果ではないかと思っています。
こういった良い素地はあるので、日本語にも興味を持って勉強してくれる様に頑張っています。