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大学生のみなさんコンニチハ!タイのみなさんサワディーカー

サワディーカー(こんにちは)

タイはイサーン(東北)地方のサコンナコーン県に派遣されております、坂﨑茉生です。派遣地はのどかな雰囲気で私の出身地、山形県と似ています。私はタイの山形県に似た場所でのんびり元気に活動しています。

先日、私の派遣先校であるアーカートアムスアイスクサー学校の高校生と、私が日本で通う大学の学生とでオンライン交流授業を行いました。東京女子大学日本語教員養成課程「日本語教育研究概論Ⅰ」の授業(主に大学2年生)と高校1年生(M4)、翌週に同大学「日本語教育実習」の授業(主に大学4年生)と高校2年生(M5)とで、二週連続で交流授業を行いました。
まず初めに高校1年生と大学2年生とで交流授業を行いました。高校1年生はひらがな・カタカナを学び終わったばかりで、会話の練習はまだほとんどしていません。それでも、まずやってみよう!と挑戦しました。

ちゃんと話せるかな?ドキドキ

交流会の内容は、大学生によるアイスブレイクに始まり、お互いの「おすすめ」を紹介、そしてアーカート生からの質問と実践会話です。当日スムーズにいくように、大学の先生や先輩方にご協力いただき、日本の学生にも入念な準備をしてもらいました。

いよいよ当日!大学生によるアイスブレイクはジェスチャーゲーム。大学生はムエタイのジェスチャーにも挑戦し、とても盛り上がりました。続いて何度も練習した「おすすめ」紹介。「おすすめの観光地は○○です」「おすすめのカフェは○○です」などの他、「おすすめの曲」ではイサーンの曲をみんなで聞き、通常日本にいてはなかなか知ることができないイサーン地方やサコンナコーン県について、日本の皆さんに知ってもらうことができました。

大学生によるジェスチャーゲーム「このスポーツは何ですか?」

質問・会話では、「果物は何が好きですか?」など4つの選択肢に全員で手を挙げて互いの共通点を見つけたり、「タイのドラマを見たことがありますか?」「おすすめのご飯のおともは何ですか?」など一対一で会話をしたりしました。まだ文字を学び始めたばかりのタイミングで、不安と緊張でいっぱいの中はじめた交流会は、笑顔に満ちた会話で進み、惜しみながらzoomを閉じました。

笑顔で閉幕「またね~」

この翌週に行った高校2年生と大学4年生の交流会は「さすが」というべきものでした。発表や質問の内容、スライドの準備もすべて生徒たちが自主的に行い、司会も発表も皆堂々と話しました。大学生からのアイスブレイクや発表も、自分たちの発表も、クラス全員で盛り上げて全力で楽しみました。自分たちの発表が日本の大学生にしっかりと伝わり、笑ったり驚いたりと狙った通りの反応をしてくれたときの、アーカート生の満足気な笑顔は忘れられません。それぞれが学んできたことを発揮して、出し切った30分間の交流会はあまりにも短く、しかし濃厚で珠玉の時間となりました。

大学生の質問に笑顔で応答

「日本の大学生とのリアルな会話」に挑戦する高校生と、日本語教育について学ぶ大学生との、双方に実りある交流授業でした。終始たのしく笑顔で学び合うことができ、これからの学習への自信とやる気につながったと思います。今回だけにとどまらず、また次の学期にも交流会ができたら嬉しいです。お互いの成長を見せ合い、更に学び合い高め合えたらと思います。

「ありがとうございました。また会いましょう!」
Writer
タイ サコンナコーン
坂﨑 茉生さん

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