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生徒たちから学ぶこと

こんにちは!
マレーシア・クランタン州に派遣中の倉邉奈瑠帆です。

私の派遣されている学校では、全校生徒約800人のうち180人近い生徒が日本語を履修しています。
授業、学校行事、日々の生活……長期間海外に滞在するのは初めてでしたが、一つひとつに向き合っているうちに、気が付けば任期の半分が過ぎました。

派遣先校の校舎

今回は、そんな毎日の中で私がいつも素敵だと感じることについて書きたいと思います。
それは、生徒が「ありがとう」と素直に感謝の気持ちを伝えてくれることです。

例えば、授業中私が生徒にプリントを配ったり、机間巡視をしながら生徒に間違えている部分を説明したりすると、生徒たちは必ず「せんせい、ありがとう」と返してくれます。一部の生徒だけでなく、みんな「ありがとう」と伝えてくれるのです。

授業で行ったひらがなミニテストが返却されたときも、私がそれをチェックしたことを知ると、私のところへ「ありがとう」と言いに来てくれた生徒がいました。文化紹介でおにぎり作りをしたときには、多くの生徒が教室から出るときに私のところへ来て「おにぎりおいしかったです」「たのしかったです」「せんせい、ありがとう」と知っている日本語で一生懸命感謝の気持ちを伝えてくれました。

おにぎりを作る生徒たち

みんな上手におにぎりを作ることができました!

私の中学生のころを振り返ると、プリントをもらったときには会釈で済ませてしまうことが多く、間違いを指摘されたときには教えてくれたことへの感謝よりも恥ずかしいという気持ちが大きかったように思います。だからこそ、こんな風に素直に感謝の気持ちを伝えられる生徒たちを尊敬しています。そして生徒の「せんせい、ありがとう」を聞く度に、こんなに素直で素敵な生徒たちのためにもっと頑張ろうと思うのです。

みんなではちまきを作ったとき

派遣先校で活動を始めてから、先生方の優しさに何度も助けられ、そして元気な生徒たちからパワーをもらって、毎日頑張ることが出来ています。あと半分となった残りの派遣期間も、生徒のように「ありがとう」を伝えることを忘れずに過ごしたいと思います。

Writer
マレーシア クランタン州
倉邉 奈瑠帆さん

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