サワディーカー(こんにちは)!タイ・バンコクに派遣中のみなみです。
私が派遣されている学校では、M4~M6(高校1年生~高校3年生)の計134名が日本語を専攻しています。
先日、書道体験をしたのでその時の様子を紹介します!
まず、道具や書く時の姿勢を紹介した後、「とめ」「はね」「はらい」についても説明。
日頃の授業で、教科書体のお手本を真似て生徒が書く文字は繋がっているべき部分が離れていたり、真っ直ぐのはずが曲がっていたり。筆をあまり使ったことがない生徒からすると、このような難しさもあるのだなと感じていました。
すぐには理解できなくても、筆を使った色々な書き方に触れてみてほしいと思い、私が書いている様子を現地の日本語の先生が撮影しながらプロジェクターに投影。
生徒は「どういうこと!」「先生助けて~」と苦戦しながらも一生懸命練習していました。普段の授業は眠そうな生徒も「先生見て!」「これどう?」と、積極的に話しかけてくれた姿が印象的でした。
書いている様子をプロジェクターに投影
「はね」や「はらい」を一緒に練習
その後は、それぞれ好きな文字を書くことに。M4はひらがなとカタカナを学習したばかりでしたが、頑張って何文字も書いてみたり、「おはよう」「はな」と言葉を書いてみたり。M5とM6は、最近習った漢字を書いてみたり、私が考えた日本の名前を書いてくれたり。学習していない漢字を書いた生徒に「なぜこれにしたの?」と聞くと好きなアニメの主人公の名前だそうで、そこでまた会話が生まれたのも嬉しかったです。
完成して写真を撮った後は、満足気に片付けを始める生徒もいれば、自分の作品を大切そうに鞄にしまう生徒も。
たくさん練習しました
好きな漢字や学習した漢字を書いてみた
派遣前から、集中力向上等のメリットも含めて紹介したいなと思っていた書道でしたが、今回はとにかく筆で書いてみる、色々な書き方があることを伝えてみるという、授業で感じたことをもとに決めた内容で文化紹介ができてよかったと思います。
正確さや綺麗さではなく、とにかく楽しくやってみてもらうことが一番の価値だなと思う毎日です。改めて、授業で生徒をたくさん楽しませたいと強く思った日になりました。