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言語はツールにすぎないって本当?私がタイ語を学ぶ理由

サワディーカー!タイ・ラヨーンに派遣中の長谷川実優です。今回は私のタイ語事情についてお話しします。

タイの公用語はタイ語です。都市部では英語や日本語が通じることもありますが、私の住むラヨーンでは英語を使う機会は少なく、私と同じ外国人の先生と話すときくらいです。タイ人の先生や生徒の中には英語が得意な人もいれば苦手な人もいます。タイに行くと伝えると、周囲から一番言われたのは「タイ語話せるの?大丈夫?」。正直、タイ語で知っていたのは挨拶程度。なので、タイで生活するため、今日も勉強を続けています。地域の方と話す時に心がけているのは、まずはタイ語を使ってみること。少しずつですが、タイ語で自分の気持ちを伝えたりできるようになってきました。でも、タイ語の勉強を続けている理由は、実は生活に困らないようにするためだけではないのです。

習慣でよく見かけるタイ文字は写真に

その一つは、言語習得の難しさを知ることができるから。私の派遣先校では高校1年生がひらがなとカタカナを学び終えたところで、「覚えられない、難しい」と辛そうにしています。タイ文字を半泣きになって勉強している私は、痛いほど共感できます。タイ語を媒介に、日本語を勉強する時には何が難しいかなと、少し想像できるような気がしています。

勉強したカタカナを使って書道

「タイ語を大切に」がテーマの学校行事

もう一つは、言語の「人と仲良くなる力」を使いたいからです。例えば、日本に来る旅行者が日本語で挨拶をしてくれるとなんだか嬉しいアレ。それはどこでも同じで、先生方に挨拶する時、屋台でソムタムを注文する時、休日に出かけた時など、覚えたてのタイ語を使うと一気に距離が縮まります。そして「これは日本語で何ていうの?」と会話が広がり、日本語にも興味を持ってもらえます。自分を知って欲しいなら、まず相手のことを知りましょうという当たり前のことを、私はタイ語の勉強を通して学んでいます。言語を学ぶことはハードルが高いように思っていましたが、人の笑顔が見られたり、世界が広がるような感覚が言語を学ぶ醍醐味なのかなと感じています。

Writer
タイ ラヨーン
長谷川 実優さん

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