こんにちは!タイ・ラヨーンに派遣されている清水祥子と申します。
今回は生徒への文化紹介で私が感じたことについて共有させていただきます。
今までは、風鈴作り、書道、紙相撲といった「自分で何かを作って楽しむ」といった文化紹介が多かったのですが、今回は「あっちむいてホイ」を紹介することにしました。
実は「あっちむいてホイって結構単純だし、あっという間に終わっちゃうし、小学生ぐらいの時はよくやったけど……盛り上がらなかったらどうしよう……」と授業が始まるまですごく心配していました……!
でも、実際に授業が始まって「じゃんけん」「あっちむいてホイ」のやり方を教え、「近くの人としてみよう」と言うと、「あっちむいてホイ!」の声と共に大きな笑い声が聞こえてきました。
教室の至る所で笑い声が!
最後にクラス全員でトーナメントで対決することに!
ランダムで選ばれた2人が教室の前に出てきて対決をしました。みんなすごくノリノリで、絶対に倒すからな!と威嚇する生徒やボディビルダーのポーズをしながら強さをアピールする生徒がいたり、とても盛り上がりました。
対戦相手を威嚇する生徒
筋肉でアピールする生徒
加えて、現地の日本語の先生がとても盛り上げ上手で、「この学校であっちむいてホイが一番強い生徒は誰だ~~~?!?!」の掛け声で生徒のボルテージをぐんぐん上げてくれました(笑)
高校3年生の勝者
私の心配とは裏腹にとても盛り上がって、日本の遊びで楽しんでいる生徒を見て、感無量でしたし、「やってよかった……!」と心から思いました。
私には突出した才能があるわけでも、すごい特技があるわけではありませんが、幼少期に何気なくしていた遊びを日本文化として伝えることはできる……!と少し自信にも繋がりました。
以前、日本語パートナーズとして活動されていた方が「自分自身が日本文化」とおっしゃっていました。その言葉を聞いたときに私は「たしかに!そうだわ!」と感じたのを強く記憶していたのですが、その言葉をより自分で納得する形で理解できた瞬間でした。
この気持ちを忘れることなく、これからも生徒に楽しく日本文化を伝えていきます!