こんにちは~、タイ・サムットサーコーン県に派遣中の石松です。
私がタイに来て驚いたこと、それは分かち合う文化です。
とある休日に先生方とカフェへ行った時のことです。小さなケーキを一つ注文したかと思うと、先生方全員で食べ始めたではありませんか。「ケーキは一人一つ」があたりまえだと思っていた私にとって、この出来事はとても衝撃的でした。
このような分かち合う文化は日常生活でも多々遭遇します。例えば、学校では生徒や先生方から「キンマイ?」(食べますか?)とさまざまな食べものをいただいたり、複数人で食事へ行けばおかずを皆で分けあったりと、タイ人にはシェアをすることが身に染みついているようです。
みんなで食べるとアロイマー(とっても美味しい)
また、誕生日には生徒も先生方も大きなホールケーキで一人ひとりをお祝いします。なぜ一人ひとり大きなホールケーキを用意し、大勢でお祝いするのか、と現地の日本語の先生に尋ねると、タイの「สุขสันต์วันเกิดスックサンワングーッ(誕生日おめでとう)」には「幸せ」の意味があるように、皆で誕生日を祝い、幸せや喜びを共有したいからだと教えてくれました。ハッピーバースデーの歌と共に主役を盛大にお祝いする彼らの様子を見ていると、こちらまで幸せな気持ちになり、自然と笑みがこぼれます。
ふっ!ふー!
私もお祝いしていただきました~とても嬉しかったです!
このように、彼らの中にある分かち合う文化は他者にも大きな影響を及ぼします。彼らの優しさや器の広さ、笑顔に私は何度も救われました。私も彼らのように、喜びや幸せを届けられる、広い心を持てるようになりたいと思いました。