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淡水魚の宝庫 ノンカーイ水族館の紹介

みなさま、こんにちは。
タイのウドンターニーに派遣されている神﨑です。

今回は私が住む隣の県(ノンカーイ県)の水族館を紹介します。

ノンカーイ市はラオスとの国境の町(ウドンターニー市内から40kmの距離です)。
メコン川を境に対岸はラオスです。豊かな自然に抱かれた町で、コーンケーン大学のノンカーイキャンパスがあり水族館も併設しています。メコン川は世界に誇れる淡水魚の宝庫であり、世界最大を誇った魚もいます。休日に訪問しましたので、是非この魚を知ってもらいたくレポートします。

コーンケ-ン大学ノンカーイキャンパス

ノンカーイ水族館

皆さんはメコン大鯰という魚をご存じですか?

メコン大鯰はギネス記録(2005-2022年、2.7m 293kg)を持っていた、タイ語で「プラー・ブック」とよばれるナマズ(プラーはタイ語で魚の意味、ブックは名前)です。メコン川流域の固有種で絶滅危惧種とされており約1年間絶食が可能な珍しい草食魚。日本のナマズと異なり、表層から中層を回遊します。

この水族館は内陸にありますが、淡水魚・海水魚双方が展示され、34mの水中トンネルもあります。プラー・ブックの骨格標本が2体展示され、その大きさに驚かされます。自然の川で3m・300kgの魚が泳いでいる姿を想像できますか?自然の雄大さは我々の想像を超えます。

メコン大鯰(プラー・ブック)

メコン大鯰(プラー・ブック)の骨格標本

タイに来られた方の中には食用のTilapiaを見たことがある方もいると思います。
実はこの魚、日本の上皇様が皇太子の時、タイの国王へ食用を目的に渡した魚。それからタイで養殖が始まり食用が進みます。明仁親王の「仁」をとって「仁魚(プラーニン)」と呼ばれる国民魚です。このことを紹介した看板(タイ語)があってとっても嬉しかったです。日泰の友好の歴史です。

タイの国民魚Tilapiaのタイでの歴史の看板

皆さんも、機会があればタイの水族館を訪ねてください。タイの雄大な自然に抱かれた魚たちを見ることができます。この巨大な魚たちが絶滅危機に瀕している。どうか生き残って欲しいと願うばかりです。

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