はじめまして!インドネシアの北スラウェシ州トンダノに派遣されています、浅野夏輝です。
どこやねんって思いました?でも意外と身近にあるかも知れませんよ。私は高校生の時地理で、赤道をみつけるコツとしてKの形をした島だと覚えていました。あの有名なトラジャコーヒーもスラウェシで作られていますね!へぇ~、それでトンダノはどんなところなの?紹介しましょう!
ミナハサ県の要所「トンダノ」
私がいるのはスラウェシ島の北の方にあるトンダノという所です。ここはトンダノ湖という大きくてきれいな湖がある高原にあります。高いところにあるので気温は日中でも25℃くらいです。とても涼しいので赤道の真下にも関わらず私の住居にはエアコンがありません。
トンダノ湖の上にある人気レストラン
地理的なことはこのくらいにして、北スラウェシは人口のほとんどがキリスト教徒であるという、インドネシアでここだけの特徴があります。インドネシアではイスラム教徒がほとんどなので豚肉を食べなかったり女性は肌を隠したりしますが、ここ北スラウェシはむしろお祝いごとで豚の丸焼きを食べてドレスを着ます。国内でこんなにも風土が異なるのは日本にはあまり見られないので面白いです。
誕生日パーティで食べた豚の丸焼き
北スラウェシにも数々の戦争の跡が残されています。トンダノではBenteng Moraya(ベンテンモラヤ)が最も有名です。ここはトンダノ戦争でミナハサ族とオランダ軍の攻防があったところと聞いています。Benteng Morayaはモラヤ要塞という意味になります。そこにはミナハサ族の伝統的な戦士の衣装が受け継がれていました。
ミナハサ族の戦士の衣装
トンダノがどんなところか分かりましたか。私もまだこちらに来て1か月ほどしか経ちませんが、トンダノ人は明るくておしゃべりな人たちで毎日元気をもらっています。私が日本語パートナーズを志した理由のひとつに、自身の東南アジアへの偏見を払拭したいというものがあります。これを読んでいるみなさんの想像するインドネシアはどんなものですか。私も自身のイメージを大きく変えてくれるこれからの出会いにわくわくしています。よろしくね、北スラウェシ!!