みなさま、サバイディー(こんにちは)。
ラオス・ビエンチャンに派遣されている、くまです。
わたしにとって、派遣されるまで一度も赴いたことのなかった国、ラオス。東南アジア唯一の内陸国であり、南北にのびる国土、タイ語にとても似ているとされる言語「ラオス語」。ラオスでは、一体何が有名で、何が美味しくて、人々はどんな生活をしているのか……、全く知らない世界に足を踏み入れるドキドキワクワクな気持ちで、ラオスに到着しました。
そんなラオス初心者にとって、ラオスをよく知ることができるありがたい催し物が開催されるということで、ラオス政府主催の物産展、「Made in Laos 2024」を見学してきました。ラオスの特産品が地方からもたくさん集まる物産展ということで、ラオスの有名なものを視察できるチャンス!
ITECCという大型商業施設の一画で行われており、誰でも自由に見て回ることができます。年に一度のタイミングを、派遣されたばかりのこの時期に迎えられて、とてもラッキー!
Made in Laos 2024。年に一度のラオス物産展
木材家具、織物、米、野菜、果物等、地方からさまざまな特産品が出展されていました。そんな中とりわけ目についたのが、織物です。地域それぞれのデザインがとても美しく、目を奪われました。ラオスには50の民族が暮らしているそうで、今回の物産展には民族の織物も多く出展されていました。
繊細な柄の織物
動物や魚が描かれてあるものもあり、地域の特徴が出ていておもしろい
また、特定の地域でしか取れないお米も奥が深いです。ラオス北部シェンクワーン県出身のCP先生(現地の日本語の先生)は、ビエンチャンではなかなか手に入らないふるさとのお米をたくさん購入されていました。珍しい緑色のお米もあり、食べさせてもらうと、ふんわりとお茶の香りがする、初めて出会う味。くせの無い自然の甘さがありました。おやつにつまんだり、ラオスのスイーツを作るのに使われたりするそうです。お米という農産物一つとっても地域の特性があり、ラオスの解像度がぐっと高くなる、まさにそんな体験でした。派遣されてすぐから私がこの物産展に興味を持っていることを知ってくれて、連れて行ってくださったCP先生にも感謝です。
CP先生が購入していたシェンクワーン県産のお米
シェンクワーン県とその周辺でしかとれない緑色のお米「カオマイ」
派遣が終わる頃にはどれくらいラオスについて話すことができるようになるだろうか。毎日の生活の中の小さな発見も驚きもすべて、ラオスに生きるという貴重な経験として楽しんでいきたいです。