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なぎなたに挑戦!

こんにちは!
マレーシア・クランタン州に派遣中の倉邉奈瑠帆です。

皆さん、「なぎなた」をご存じでしょうか?
武道の1つで、剣道と似ていますがその大きな違いは約2mの長柄武器を使うことです。
私は高校時代になぎなたをやっていたため、ぜひ生徒たちに紹介したいと思っており、先日4年生(日本でいう高校1年生)のクラスでなぎなたの文化紹介を実現することができました。

写真に写っている私を探す生徒たち

まず、なぎなたという競技や武道における礼儀の大切さなどを、パワーポイントを使って説明しました。私の高校時代の練習を撮影した動画で説明したため、「先生はどれ?!」と生徒も楽しそうに聞いてくれました。また、例えば面部(頭)を打つときには「面!」と大きく発声しながら打突することが大切だということを説明すると、「面以外の打突部位は何というのか」「発声しなければポイント(一本)にならないのか」等の質問もあり、生徒が興味を持って聞いてくれていることに嬉しくなりました。

まずはなぎなたの持ち方と足の動かし方を説明しました

説明の後はいよいよ実践です。足の動かし方や基本の面の打ち方を説明したあと、ペア練習をしたり、私が受け身となって打つ練習をしたりしました。途中で少し休憩を挟みましたが、生徒たちは休むことなく習った面打ちを練習! 生徒のやる気と習得の速さのおかげで、本当は面打ちのみ紹介する予定でしたが、急遽「すね」の打ち方や後退の足さばきまで紹介することができました。

「面!」と発声しながら全員で基本の面の打ち方を練習

生徒の面打ちを私が受けました
相手に向かって打つのでみんなドキドキです

最後は総復習として私の掛け声を聞いて動くことに挑戦。「前!」で前進、「後ろ!」で後退、「面を打て!」で面、「すねを打て!」ですねを打ちます。みんな集中して私の掛け声に耳を澄ませていて、「日本語を聞き取って体を動かす」という日本語の勉強にも繋がったのではないかと思います。

今は色々な日本文化が広まっていますが、まだ広く知られていない日本の伝統やその魅力はたくさんあります。なぎなたもその1つで、剣道や柔道などの有名な武道に比べるとまだ知らない人も多いです。私の経験を生かしたなぎなたの紹介が、生徒にとって「今まで知らなかった日本文化との出会い」となれば嬉しいです。

みんなとっても楽しんでくれました!
Writer
マレーシア クランタン州
倉邉 奈瑠帆さん

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