こんにちは!フィリピン・レガスピ市に派遣されている岡本英里です!
本格的にNP(日本語パートナーズ)として、学校に派遣されてから1か月が経ちました。
今回は、フィリピンの「学校」を紹介したいと思います!
フィリピンでは、二部制の学校が多く、午前中に授業を受ける学年は朝6時から始まり、午後から授業を受ける学年は午後7時まで勉強します。毎日気温が30度を超えるフィリピンの学校にエアコンはありません。私の派遣先校では、昼間の授業中は電気をつけません。暑いからです。扇風機をつけて、中にはハンディファンを持ちながら授業を受ける様子が見られます。また、生徒も多いため、教室が足りないこともあります。ですからgrade7(小学校6年生)の日本語の授業は理科室で行っています。椅子と机が1人に1つずつないこともあります。制服の着用は校則で定められていますが、私服の生徒も少なくありません。彼らは制服を買えるほど裕福ではないのです。
授業の様子
理科室で授業を受ける生徒たち
このような違いに直面したとき、自分の学生時代を振り返ります。制服を着て学校に行き、エアコンが効いた教室で自分の椅子と机で勉強していたこと。私にとってこれが「普通」の学生生活だと思っていました。わたしはこの「普通」に感謝したことはなかったです。あたりまえのことだと思っていたからです。しかし、フィリピンにきて、違いを感じ、同時に彼らにとっての「普通」を知りました。どちらの「普通」がいいかは置いておいて、私が感じたことは、彼らは今自分が置かれている状況下で最大限のパフォーマンスを見せる努力をしているということです。「暑い」や「眠い」と文句を垂れる生徒はいません。私の学生生活は、与えられたものに感謝することなく、受動的だったように思います。しかし、フィリピンの生徒たちは、先生を敬い、積極的に授業に参加します。彼らにとっての「普通」の学生生活は、感謝を忘れず、能動的に授業に臨む姿勢なのです。
このような「普通」を持つ彼らを見習いながら、私も派遣終了まで、与えられた環境で、自分のできることを探し、日本のファンを増やしたいです!