こんにちは!フィリピン・ダナオ市に派遣中の山根です。
こちらに来て1か月が経過しました。生活に慣れてきたと思う頃に、デング熱と尿路感染症に感染し、入院生活を送りました。
最初は発熱、咳、腰痛から始まりました。高熱が続いたため、セブ中心にある病院を受診。抗生剤を飲み様子を見ることになりました。しかし、その後も高熱が続いたので、2日後にアパートの大家さんに送迎してもらい、夜間で緊急外来を受診しました。
病院では多くの患者さんがいて、移動式ベッドに横になり、待っていました。日本の病院でないことを実感して、大丈夫かなと思ったのを覚えています。フラフラな状態で、書類を記入し、何種類かの検査を受けて、その日は入院になりました。翌日、ドクターからデング熱であることや尿検査の結果を聞き、回復まで入院生活を送ることに。
綺麗で広々とした個室の病室でした
入院中は約2時間おきにナースが来てくれて、体温や脈の測定、服薬の指導を行ってくれます。また、水分摂取や排尿回数の確認を行う人もいました。朝4時半頃にも来てくれます。
私にとって初めての手の甲への点滴
フィリピンでの入院で驚いたことをシェアします。こちらでは、病人がひとりで過ごすことはなく、家族や友人等が病室にいて付き添うことが普通のようです。実際に私も大家さん家族が何日間か付き添いをしてくれました。また、派遣地から入院した病院まで遠いのに、CP先生 (現地の日本語の先生)たちが何度も来てくれました。
フィリピンでは「食べて治す」という考えがあるそうで、お見舞いの品としてたくさんの食べ物を届けてくれました。日本でも同じ考えで、療養食というと栄養のある、胃の負担にならない食事を思い浮かべますが、フィリピンは普段と同じ料理であることに驚きました。(届けてくれた食事は、ハンバーガーやフライドチキン、パン等)
入院中の食事 毎食BOXに入れて届けてくれます
食欲不振で全く食べることができないでいると、お粥に変更してくれました
約1週間で退院することができました。たくさんの方々に助けてもらい感謝です。活動するために、まず自分の健康が前提にあり大切であることを学んだ体験でした。