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タイの国有鉄道

こんにちは、タイのパトゥムターニー県に派遣中の守屋です。
今回は、タイの国有鉄道(国鉄)をご紹介します。

バンコクに来たことがある方の中には、MRT(地下鉄)やBTS(高架鉄道)に乗られた方は多いと思いますが、タイの“国鉄”(SRT: State Railway of Thailand)に乗ったことがある方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。

泰緬鉄道 タムクラセー桟道橋線路

私は乗り物が好きで、タイに来てから鉄道にも5~6回くらい乗りました。長距離列車には1・2・3等車がありますが、1等車がある列車は少なく、駅に停車しているのを見かけたことはありますが乗ったことはありません。タイの国鉄は電化されておらず全てディーゼル列車で、車両は全般的に古めな印象です。

ディーゼル列車

ざっくりした運賃のイメージですが、2等車は3等車の倍、1等車だと3等車の4倍程度で、列車の種類(速さ)によっても違います。日本の感覚からするととても安いです。2等車にはエアコンが入っている車両もありますが、3等車は扇風機だけなので、暑い時に乗ると大変ですし、列車によっては座席が木製で長時間乗っているとお尻が痛くなります。窓はたいていほぼ全開なので、席によってはよく風が入りますが、風が顔に強く当たり過ぎて長時間はちょっと辛かったりします。

夜間に走る区間がある列車の1・2等車には寝台車もあり、夜7時くらいになると係の人が車内を巡回して、収納式のベッドを出してベッドメーキングまでしてくれます。2段ベッドになっていて下段の方が料金は若干高いです。

長距離列車に食事時に乗ると、売り子の人が大声で何やら叫びながら、ひっきりなしに色々な食べ物や飲み物を売りに来て、見ているだけでも楽しいです。

地方都市チュムポーン駅前

つい先日、今は新駅に中央駅としての地位を譲り、ちょっと寂しい感じもするバンコク市街の通称フアランポーン駅から、私が居るパトゥムターニー県の最寄り駅(私が住んでいる学校内の寮までは、そこから約30km)までの40kmくらいの区間、3等車しかない列車に1時間ほど乗りましたが、運賃は、何とたったの6バーツ(日本円換算で30円弱)でした!

旧バンコク(フアランポーン)駅構内:人は少なく意外とガランとしている

皆さんも、機会があればタイの国鉄列車に乗ってみられてはいかがでしょうか。

Writer
タイ パトゥムターニー
守屋 実さん

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