最新情報はこちら 最新情報はこちら

大好きなインドネシア文化 ~インドネシア人は知りたがり?~

こんにちは!インドネシアの東ジャワ州に派遣中の藤田です。

皆さんはインドネシアに対して、どんなイメージをお持ちですか。ナシゴレンやバリ島、イスラーム教などが思い浮かぶかもしれません。もしかしたら多くの日本人にとってインドネシアはあまり馴染みのない国かもしれませんね。

バリ州、ペニダ島

私が感じるインドネシアの魅力は自然や食べ物などさまざまですが、最終的には「人々の温かさ」に尽きると思います。
外国で暮らすことは楽しいこともあれば、辛いこともたくさんあります。私の経験では、特に大変なのが言語の壁です。でも、インドネシアでは、インドネシア語があまりできなくても、会話が分からなくても、みんなとても優しく、温かいです。インドネシアには「keluarga besar(大きな家族)」という言葉があります。これは血縁関係がなくても、みんなが家族だという意味です。私が着任したばかりの頃、簡単な質問さえ理解できなかった私に対して、派遣先校の先生や地域の人々は愛想を尽かすことなく、本当の家族のように、常に気にかけてくれました。

いつも優しい派遣先校の先生たち

その気にかけ方とは、たくさん話しかけてくれることです。これは「basa-basi(バサバシ)」という文化に基づいており、日本でよく天気の話をするような感覚で、当たり障りのない会話のことを指します。例えば、「tinggal di mana?(どこに住んでいるの?)」や「sudah menikah?(もう結婚しているの?)」等、さまざまな質問がされ、知らない人ともすぐに会話が始まります。中でもよく聞かれる質問は「sudah makan?(もうご飯を食べた?)」や「mau ke mana?(どこに行くの?)」です。これらの質問は、一日に何回も聞かれることがあります。たとえ、すでにご飯を食べたことが明確であったり、行く場所が予想できても、それはコミュニケーションの一部として質問されます。

ある日の昼ご飯、ソトアヤム

インドネシア人はよくプライベートなことまで聞いてきて、知りたがりだと言われることもありますが、それも大切なコミュニケーションの一環なのです。そのため外国人だから、言葉が分からないからといって、孤独に感じることはないです。そんな温かいインドネシアが、私は大好きです。

Writer
インドネシア 東ジャワ州
藤田 侑里さん

この人の書いた他の記事

インドネシアの記事

よく読まれている記事

PAGE TOP