大家好!(みなさん、こんにちは!)台湾・宜蘭に派遣されている岩﨑萌香です。
私の派遣先校の宜蘭高校では、生徒向けの日本語・日本文化クラスを週に3コマ、教師向けのクラスを2コマ開講しています。これらの授業は希望者のみが参加するクラスで、日本語パートナーズがメインで授業を進めています。参加する生徒や先生方の日本語レベルはバラバラなので、“皆が平等に楽しめること”が私が授業内容を考える上で大切にしていることです。
今回はある週のクラスの風景をご紹介します。この日は百人一首といろはかるたを紹介しました。まずは、百人一首といろはかるたについてそれぞれの歴史や特徴などを紹介した後、実際にそれらを使った遊びを体験してもらいました。
札を使って百人一首を紹介
レベルに関係なく皆で遊べるゲームとして、坊主めくりを紹介したところ、とても盛り上がりました。自分が引いた札に対して「との」「ひめ」「ぼうず」と呟く姿が見られ、ゲームの後半になるにつれて、札をたくさん持っている生徒や先生の緊張感が増し、坊主を引いてしまうと、周りから大きな歓声が上がったりもしました。
生徒に坊主めくりのルールを説明
先生方に坊主めくりのルールを説明
また、ひらがながわかる生徒や先生方には、いろはかるたも体験してもらいました。みなさん札を取るスピードがとても速くて、驚きました。いろはかるたは初級レベルの生徒を対象に、ひらがなをちゃんと覚えているのかを確認するためのテストとしても使えると気づいたので、通常の日本語クラスでも活用してみたいです。
いろはかるたで遊ぶ生徒
授業が終わった後、たくさんの生徒や先生方から楽しかったと感想をいただき、とても嬉しかったです。