皆さんこんにちは。ベトナム中部・フエに派遣中の小松正和です。
先月は派遣先校の1つ、HBT(ハイバーチュン)高校11年生(日本で言う高校1年生)のクラスでお茶の文化紹介をしました。私自身に茶道のたしなみはほとんどないため、何をどのように紹介しようか、当初はなかなか決めきれずにいました。そんなときに入ってきたニュースが「フエに新しいカフェがオープン!」
フエの中心を流れるフオン川沿いという好立地にオープンした有名なカフェ
世界的に有名なここのカフェといえば、抹茶ラテが有名。そしてスタッフさんたちのフレンドリーな笑顔と細かい気配りでも知られています。これを茶道の「おもてなし」と結びつけて紹介できたら……。何より自分自身がこのカフェが大好きなので、これを文化紹介にからめたい!と思いつき、CP先生(現地の日本語の先生)に相談してみると、「それは面白そうですね!」とポジティブな反応が返ってきました。お互いにアイディアを出し合った結果、「トッピングに工夫をしてオリジナルの抹茶ドリンクを作る」「日本語パートナーズをお客さんに見立て、ドリンクの内容を丁寧に説明する(=おもてなし)」という内容に決定!
当日、茶道の考え方と抹茶の点て方を説明した後は、いよいよ抹茶ドリンク作りがスタート。抹茶とココナッツジュースを合わせるグループ、手作りのゼリーをトッピングするグループetc. ベトナムの生徒たちは負けず嫌いですから、「一番おいしい」を目指してみんな気合が入っています。
左:抹茶を点てるのが初めてという生徒がほとんど。上手に出来たかな?
右:お店顔負けの自家製ゼリー
作り終わったグループから「いらっしゃいませ~」の声がかかり、入店(?)してみると、使った材料や味を店員さんたちが丁寧に説明してくれます。そして、手作りのPOPのクオリティが高すぎてびっくり!
メニューの特徴を一所懸命、説明してくれました
ハイセンスなPOPは、そのままお店で使えそう!
フエでよく食べられるハスの実をトッピングしているグループも
今回、大好きなカフェの要素を取り入れたことで、アイディアが自然に生まれて自分らしい文化紹介になったのではないかと思います。一緒にアイディアを出し合ってくれたCP先生に感謝です!この日のために店員の言い回しや材料の言葉など、難しい表現をたくさん覚えてきた11年生の生徒たち。お疲れ様でした。今度、新しくできたカフェにみんなで行こうね。