Hello po(「po」はフィリピン語で敬語の意)
フィリピンのタナウアン市に派遣中の石川莉夏子です。
先日、派遣先であるタナウアン市の式典に参加させていただいた貴重な経験をご紹介したいと思います。タナウアン市では、毎年「Pugay Tanaw」という最も優秀な教育者を表彰する式典が行われています。この式典ではタナウアン市政府と教育省によって、将来の発展した教育への尽力を称え、授与されます。今回私はありがたいことに「外国語特別プログラム(SPFL)」の部門にて表彰していただき、受賞者として参加させていただきました。
授賞式
受賞した賞
日本では数ある一般社会人のひとりとして生活してきましたが、NP(日本語パートナーズ)としてフィリピンの日本語教育プログラムに携わり、私自身がリソースパーソンとして現地の先生や生徒、さらに派遣先の教育発展に貢献できることを自負できました。日本人としてこの賞を受賞できたことに感謝をしています。
また、式典に参加するにあたってのドレスコードがモダン・フィリピニアナスタイルということで、今回初めて伝統的なフィリピンの衣装を身にまとうことができました。
Modern Filipiniana(モダン・フィリピニアナ)スタイル
パフスリーブと呼ばれる、蝶の羽のような袖と刺繍の伝統的な要素を残しつつ、より軽く扱いやすい生地(シルク、コットン等)やデザイン(ミニドレス、パンツスタイル等)で現代的なアレンジを加えています。
現地の日本語教育の質を向上させることもNPとしての使命ではありますが、こうして私自身がフィリピンの文化を体験し学び、それを日本に伝えていくことで相互理解を深めるということもまた、私がここに派遣されている意味であると実感しました。
派遣期間は残り半分となってしまいましたが、私の帰国後も派遣先に日本を残すことのできるような活動を心がけつつ、フィリピン文化について学ぶ姿勢を忘れずに過ごしていきたいと思います。